Xbox大規模レイオフの波紋、id Softwareで従業員の約半数が解雇か?『DOOM』シリーズ開発の根幹を揺るがす動きの背景にUnreal Engineへの移行説も浮上
2026年07月08日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
Xboxによる大規模な人員削減は、ゲーム業界に大きな衝撃を与えています。先日発表されたXbox全体のレイオフは、昨日だけで1,600人もの従業員に影響を与え、今後12か月間でさらに1,600人の削減が予定されているとのことです。新CEOのアシャ・シャルマ氏はこれを「必要なリセット」と称しており、これまで買収してきたスタジオが期待したほどの成長を遂げなかったことを理由としています。この状況の中、『DOOM』や『Quake』といった人気FPSシリーズを手がけるid Softwareも深刻な打撃を受けていると報じられています。
id Softwareに及んだ「壊滅的な」レイオフ
Bloombergのジェイソン・シュライアー氏の報道によると、id Softwareでは約50%もの従業員が解雇されたとのことです。これには、20年もの間スタジオに在籍し、数々の名作開発に貢献してきたマイケル・メイナード氏も含まれていました。メイナード氏は、同スタジオが「業界で最高のファーストパーソンアクションゲーム」と「業界で最高のファーストパーソンエンジン技術」を生み出してきたと誇りを持って語る一方で、今回のレイオフについて「マイクロソフト/Xboxは、デザイナー、プログラマー、アーティスト、オーディオスペシャリストなど、素晴らしい仕事と努力をしてきたチームの半分を「無用」と判断し、解雇した」と強い不満を表明しています。特に『DOOM 2016』は、FPSジャンルに新たな息吹を吹き込み、そのゲーム体験は今も色褪せません。その根幹を支えてきたのが、id Software独自のゲームエンジン「id Tech」であり、その技術力は業界内でも突出しています。にもかかわらず、その中心を担う人材が大量に解雇されたことは、多くのゲームファンにとって理解に苦しむ状況と言えるでしょう。
Unreal Engineへの移行がレイオフの背景か?
id Softwareにおけるレイオフが特にプログラマーを対象としていることから、Xboxが今後、id TechからUnreal Engineへと開発体制を移行させるのではないか、という憶測が飛び交っています。近年、多くのスタジオが独自のエンジンからUnreal Engineへと移行する事例が見られます。例えば、BioWareは最近のゲームでFrostbiteエンジンを使用していましたが、次期『Mass Effect』ではUnreal Engineへの回帰を決定したとのことです。Unreal Engineは業界で広く採用されており、開発効率やクロスプラットフォーム対応の面でメリットがあると考えられています。しかし、id Techはid Softwareが開発するゲームに驚くほど適しており、Xboxのリーダーシップがスタジオにそれぞれの得意分野に集中するよう求めていることを考えると、この移行は一見すると矛盾しているようにも思えます。それでも、Xboxのリセットの目標が利益の増加であるならば、今回の決定も、まあ、ある程度は筋が通っていると言えるのかもしれません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 『DOOM: The Dark Ages』発売日 | 2025年5月15日 |
| 開発 | id Software |
| パブリッシャー | Bethesda Softworks |