Xboxのゲームサブスクリプションサービス『Game Pass』の加入者数が目標の半分以下に留まることが判明、成長の鈍化と『Call of Duty』投入における社内の葛藤も明らかに
2026年07月08日 | #ゲーム | Digital Trends Gaming
Xboxがゲーム業界の未来を担うと位置づけてきたサブスクリプションサービス『Game Pass』が、当初目標としていた加入者数に大きく届いていないことが報じられました。Bloombergの報道によると、Xboxの幹部たちは2026年度末までに7,700万人の加入者を目指していたものの、現状では約3,000万人にとどまっているとのことです。これは目標の半分以下であり、Xboxが描いていた成長シナリオとは大きく異なっている模様です。
成長の鈍化と価格戦略の迷走
『Game Pass』の加入者数は、Microsoftが2024年に公表した時点よりも約400万人減少していると報じられており、成長が加速するどころか鈍化していることが示唆されています。元Xbox従業員の証言によると、社内ではすでに『Game Pass』の加入者数の伸びが頭打ちになっているという懸念が広がり始めていたとのことです。Microsoftは昨年10月に『Game Pass Ultimate』の価格を約50%値上げした後、今年4月に月額16.99ドルに値下げするなど、価格戦略でも試行錯誤を繰り返していました。これはプレミアムティアを通じてXboxのコンテンツエコシステムを強化し、最終的にゲーム販売数の増加につなげる狙いがあったようです。
『Call of Duty』の投入における社内の葛藤と販売実績
Bloombergの報告では、『Call of Duty』シリーズを発売初日から『Game Pass』に投入することに対し、Xbox社内でも賛否両論があったという驚くべき事実が明かされています。一部の従業員は、ゲーム業界で最も売れる年間リリース作品をサブスクリプションで提供することが、フルプライスでの販売を共食いする可能性があると懸念していたとのことです。特にこのフランチャイズは、歴史的に業界で最も強力な小売販売実績を誇るタイトルであるため、その懸念は小さくなかったようです。実際、『Black Ops 6』の販売実績では、MicrosoftがActivisionを所有しているにもかかわらず、販売の82%がPlayStationプラットフォームからだったと報じられています。これは、Xboxのサブスクリプション戦略が、多くの社内関係者が期待していたようなプラットフォーム優位性につながっていない可能性を示唆しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目標加入者数(2026年度末) | 7,700万人 |
| 現在の加入者数 | 約3,000万人 |
| 『Black Ops 6』PlayStation販売比率 | 82% |