『DOOM』開発者がMicrosoftによる大規模レイオフを語る:「彼らは自分たちが気づいていないほどの膨大な価値を破壊している」と強く非難
2026年07月15日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
Xboxを傘下に持つMicrosoftによる大規模なレイオフがゲーム業界で波紋を広げています。特に、人気FPSシリーズ『DOOM』の開発元であるid Softwareでは、『DOOM: The Dark Ages』の新たなDLC「Revelation」の発売前日に、開発チームの多くが解雇されたと報じられています。この件について、id Softwareの現役開発者がGameDeveloperのインタビューに応じ、Microsoft傘下であることのメリットは一切ない、と厳しい見方を示しました。
成功を待たずにチームを解体?その影響とは
開発者はインタビューで、「Microsoftは製品が成功するかどうかを確認する前に、チームを解雇してしまった」と証言しています。しかし、『DOOM: The Dark Ages』のDLC「Revelation」はSteamで高い評価を得ており、OpenCriticでは2026年で最も評価の高いゲームの一つとされています。もしMicrosoftが評価を待っていれば、このような結果にはならなかったかもしれません。報道によれば、id Softwareの開発者185人のうち136人がレイオフの対象になったとのことです。MicrosoftはActivision Blizzardを750億ドルで買収して以来、5回目となる大規模レイオフを実施しており、Bethesdaにはより多くの『DOOM』ゲームを開発するよう促しているにもかかわらず、象徴的なフランチャイズのチームを解体した形です。
大規模レイオフは業界全体に及ぶ課題か
id Softwareの開発者は、「Microsoft傘下であることのメリットは何もありません。実際、彼らは自分たちが気づいていないほどの膨大な価値を破壊しています」と強く非難しています。2025年に発売された『DOOM: The Dark Ages』は、id Software史上最大のローンチを記録しましたが、そのわずか1年後には、同スタジオがかつての姿の「殻」になってしまったと報じられています。これは、たとえ良いゲームをリリースしても、開発者の職が保証されないという現実を浮き彫りにしています。同時期にはUbisoft Barcelonaでも『Assassin's Creed Black Flag Resynced』のリリースと並行して51人の開発者が解雇されており、GameDeveloperの情報源は「良い製品を出しても、業界での職の寿命には全く影響がないように感じる」と語っています。FPSジャンルを世界最大のジャンルへと押し上げたid Softwareのような伝説的なスタジオが、長年の知識と経験を持つ開発者を失うことは、ゲーム業界全体にとって大きな損失となるでしょう。