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マリオの代名詞「Bダッシュ」は実はバグだった! 宮本茂氏が明かす『スーパーマリオブラザーズ』誕生秘話とゲームデザイン哲学の真髄

2026年08月03日 | #ゲーム | GamesRadar+

マリオの代名詞「Bダッシュ」は実はバグだった! 宮本茂氏が明かす『スーパーマリオブラザーズ』誕生秘話とゲームデザイン哲学の真髄

任天堂の代表取締役フェローである宮本茂氏が、マリオシリーズにおける2Dアクションゲームで長年親しまれてきた「Bダッシュ」による空中歩行が、実は初代『スーパーマリオブラザーズ』のバグから生まれたものであると明かしました。この機能は、Bボタンを押しながら走ることで、マリオの身長ほどの小さな隙間を落ちずに走り抜けられるというもの。2Dプラットフォーマーにおけるマリオの高速移動を支える重要な要素の一つとして、現在まで受け継がれています。

偶然の産物「Bダッシュ」誕生秘話

宮本氏がCasa Brutus誌のインタビューで語ったところによると、この「Bダッシュ」は、地面との当たり判定の不具合によって発生したバグだったとのことです。しかし、宮本氏は「いやいや!ダッシュで渡れる方が楽しいから、このままにしておこう!」と判断し、修正せずにそのまま採用することを決定。この判断が、約40年後の最新作『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』に至るまで、マリオのゲームプレイに不可欠な要素として残ることになったのです。プレイヤーにとって「楽しい」という感覚を重視する宮本氏の哲学が、偶然の産物をシリーズの核となる要素へと昇華させたと言えるでしょう。

バグがゲーム史を彩った事例

『スーパーマリオブラザーズ』には、このBダッシュ以外にも、初期のバグがそのままゲームに採用された事例がいくつかあります。例えば、空中にコインが出現する不具合から生まれたとされる「隠しブロック」もその一つ。こちらは、ゲームを探索する楽しさを増幅させるギミックとして、シリーズを通して愛され続けています。また、格闘ゲームの歴史を変えた『ストリートファイターII』の「コンボ」も、スタン中の相手に攻撃が当たるという意図しない挙動から発見され、後にゲームシステムとして確立されました。開発者にとっては不測の事態であっても、それがプレイヤーにとって面白いものであれば、あえて修正せずに残すという判断が、ゲームの進化を促してきたとも言えるでしょう。