Take-Two CEOが『グランド・セフト・オートVI』デジタル版のみの発売を擁護、「ディスクは消費者にとって理にかなわない」との見解を示す。PS5のディスク生産終了と業界のデジタルシフトが加速。
Take-Two InteractiveのCEOであるストラウス・ゼルニック氏が、投資家向けQ&Aセッションにおいて、ディスク版ゲームが「消費者にとって実際には理にかなっていない」との見解を示しています。これは、同社傘下のロックスター・ゲームスが開発する期待作『グランド・セフト・オートVI』(GTA6)がデジタル版のみで発売されるとの発表に対し、一部のファンから反発の声が上がっていたことを受けての発言とされています。
デジタル版が主流となるゲーム業界の現状
ゼルニック氏は、同社のビジネスが「90%以上がデジタル配信」であり、すでにデジタルビジネスが主流であることを強調しています。特に大規模なゲームにおいては、ディスク版は消費者にとって必ずしも利便性が高いとは言えない状況になっているとのことです。多くのゲームでは、ディスク版であってもプレイするにはオンライン登録が必要なケースが多く、それならば最初からデジタルダウンロードの方が「はるかに便利」だという考えを示しています。この流れは、ゲーム業界全体の傾向であり、ソニーもこの動向を理解しているとしています。
PS5のディスク生産終了と『GTA6』への影響
ソニーは、2028年1月以降に発売されるPlayStation 5のゲームディスク生産を終了すると発表しており、ゼルニック氏の発言は、このソニーの決定と軌を一にするものと言えます。PS5のパッケージにはすでにディスクに関する注意書きが表示され始めており、ゲーム業界全体がデジタルシフトへと舵を切っているのが現状です。また、『GTA6』のさらなる情報として、今月後半にはNetflixで「拡大版」の映像がプレミア公開される予定とのことで、ファンにとっては見逃せない情報となるでしょう。Take-Twoは『GTA6』の発売により、2027会計年度に80億ドルの純予約売上高を見込んでいると繰り返し述べており、その期待の高さがうかがえます。