『アンチャーテッド』初期3作のデザイナー、初代のリメイク・リマスターに「意味がない」と疑問視。Naughty Dogの作品の「精神」を重視する意見を表明
2026年08月13日 | #ゲーム #ニュース | VGC
かつてNaughty Dogで『アンチャーテッド』シリーズ初期3作のデザインを手がけた主要開発者が、初代『アンチャーテッド』のリメイクやリマスターには否定的見解を示しています。彼は「意味がない」と断言しており、現代のゲーム環境で既にプレイ可能なタイトルを再構築することに疑問を呈しています。FRVRのインタビューで、Benson Russell氏は、なぜ彼がそのように考えているのか、具体的な理由を詳細に語っています。
『アンチャーテッド』リメイクの必要性とは?
Russell氏は、『アンチャーテッド』のリメイクやリマスターの必要性について、現代のゲームとしてアクセスしにくい古いタイトルとは異なると主張しています。例えば、『System Shock』のようなゲームは、操作性の悪さなどが多くのプレイヤーを遠ざけていたため、リメイクによってその課題が解決され、より多くの人が楽しめるようになる、としています。しかし、『アンチャーテッド』については、既に現代のコンソールでプレイ可能なバージョンが存在しており、その体験を損なうことなく楽しめるとのこと。そのため、改めてリマスターやリメイクを行うことには、ほとんど意味を見出せない、と語っています。
ストーリーの改変と「精神」の喪失
Naughty Dogの近年のタイトルがより感情的でスローペースな展開になっていることを踏まえ、初代『アンチャーテッド』を現代風にリメイクする提案に対して、Russell氏はその「精神」が失われることを懸念しています。ストーリー全体を書き直し、シーンを追加したり削除したりすることは、オリジナルが持つ本質を大きく変えてしまうことにつながるとしています。特に、象徴的なセットピースについても、新しいストーリーに合わせるために変更する必要が出てくる可能性を指摘しており、それではもはや別のゲームになってしまう、という見解を示しています。彼は『The Last of Us Part 1』のリメイクについても同様の意見を持っており、「これらは理由があって古いゲームなのだ」と述べています。
Russell氏は、Naughty Dogが『アンチャーテッド』シリーズの「精神」を継承しつつ、新しい時代設定で新作を開発することに期待しているとのこと。シリーズ最後の本編は2016年リリースの『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』で、その後に2017年に単体拡張版『アンチャーテッド 古代神の秘宝』がリリースされています。また、PS3で登場した初期3部作は、2015年に『アンチャーテッド コレクション』としてPS4向けにリマスターされ、現在もPlayStation Storeで入手可能です。