『The Witcher 4』開発はコスト主導ではないとCD Projekt CEO
2026年09月02日 | #ゲーム | GamesRadar+
CD Projekt Redの共同CEOが、次期大型RPG『The Witcher 4』は開発費を最優先する「コスト主導」の方針では作れないと説明しました。予算には上限があるものの、最初に重視するのはファンが次回作に期待する品質を満たせるかどうかだとしています。同氏は、GTA 6も同じような考え方で開発されていると「100%確信している」と語りました。
品質を最優先する開発方針
Michał Nowakowski共同CEOは、CD Projekt Redが開発費を意識していないわけではないと説明しています。ゲーム会社である以上、どれだけの費用がかかるのかは重要であり、コストを考慮すること自体は決して無意味ではないとのことです。ただし、本作の開発計画で最初に確認するのは、必要な品質に到達しているか、そしてシリーズの次回作に対してファンが抱く期待に応えられるかどうかだとしています。
同氏によれば、本作に無制限の予算が用意されているわけではなく、開発を進めるうえでは一定の金銭的な「境界」が存在します。それでも、費用を計画の最上位に置いて内容を決める「コスト主導の開発」ではないと強調しました。「コスト主導の開発が正しいビジネス判断になるゲームは多くあります。しかし、そのやり方で本作のようなゲームを作ることはできません」との見解を示しています。
GTA 6との共通点にも言及
Nowakowski氏は、GTA 6の開発もコスト主導ではなかったのではないかと述べ、さらに「実際、そうではなかったと100%確信しています」と語りました。両作はジャンルや内容こそ異なりますが、開発費を抑えることだけを基準にせず、作品に求められる規模や品質を優先する哲学には多くの共通点があると同氏は見ています。
大規模なゲームでは、開発費に一定の制約がある一方、品質やファンの期待を満たすために必要な制作規模も無視できません。今回の発言は、本作が予算無制限で作られているという意味ではなく、費用削減を出発点に開発内容を決めているわけではないという説明です。
Cyberpunk 2077の発売判断を振り返る
CD Projekt Redにとって次の大型RPGは、Cyberpunk 2077の発売時に生じた問題を踏まえた作品でもあります。アップデートや改善が続いたことで同作への評価は持ち直しましたが、発売直後に多くの問題を抱えたことは、いまも同社に影を落としていると原文筆者は指摘しています。
Nowakowski氏は、Cyberpunk 2077の発売判断について「決定が間違っていたことに議論の余地はありません」と認めました。一方で、その判断を単純に投資家からの圧力だけで説明することは否定しています。インターネット上では、投資家が「今すぐ発売しなければならない」と迫ったという見方もあるものの、同氏によれば実際の状況はそうではなく、より複雑で、心理的な側面も大きかったとのことです。
原文筆者は、同作の早すぎる発売について、金銭的な圧力よりも開発スタッフの疲弊が大きな要因だったと説明しています。CD Projekt Redは過去の判断を認めつつ、次の大型タイトルでは単純なコスト削減でも、外部からの圧力だけでもない形で、品質と制作現場の状況を見極めながら開発を進める姿勢を示しています。