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『The Witcher 4』CD Projektが人間中心の開発継続を説明

2026年09月03日 | #ゲーム | GamesRadar+

『The Witcher 4』CD Projektが人間中心の開発継続を説明

生成AIの活用がゲーム業界で広がるなか、CD Projektは『The Witcher 4』を含むゲーム開発について、今後も人間を中心に進める方針を示しました。AIを開発上の補助ツールとして使う可能性は認めつつ、AIにゲーム全体を作らせる計画はないとしています。

CD ProjektはAIを補助ツールとして位置づけ

CD Projektの共同CEOを務めるMichał Nowakowski氏は、同社の現在のAI利用について、人間による開発を「依然として圧倒的に中心に据えている」と説明しました。AIの導入そのものを否定しているわけではなく、開発の一部で役立つツールとして活用し、技術の進歩によって将来的に有用な場面が増える可能性もあるとしています。

一方で、同氏はAIにゲームを最初から最後まで制作させる方向には進まないと明言しました。「AIは多くのツールと同じように、特定の作業を助けるものです。しかし、AIに完成したゲームを作らせることに依存するつもりはありません」と述べています。今回の説明は、AIを作業効率化のために使うことと、作品制作の主体をAIへ移すことを明確に区別するものです。

複雑なゲームでの全面的なAI依存には否定的

Nowakowski氏は、同社が手がけるような非常に複雑なゲームについて、AIによる全面的な制作は適切でも倫理的でもないと考えていると説明しました。ただし、この判断をゲーム業界全体に当てはめる立場ではないともしています。各開発会社が、自分たちの作品にAIをどこまで取り入れるのかを個別に判断すべきだという考えです。

「特に私たちのような非常に複雑なゲームでは、それが正しい道、あるいは倫理的な道だとは思いません。ただ、業界全体について同じことを断言する立場ではなく、最終的には誰もが自分自身で判断しなければならないでしょう」と同氏は語りました。自社の方針を示しながらも、他社のAI利用まで一律に批判する発言ではありません。

業界で広がる「開発支援なら容認」の考え方

原文筆者は、今回の発言が大手ゲーム会社の幹部から相次いでいるAI観と重なると指摘しています。すなわち、制作工程の効率化や作業の支援にAIを使うことは認める一方、最終的なゲーム体験や完成品をAIに委ねることには慎重である、という立場です。ただし、これは技術の進化に伴って変わる可能性があり、将来も同じ方針が続くかは分かりません。

今回確認できるのは、CD Projektが少なくとも現時点で、AIだけでゲームを制作する方針を採っていないことです。AIをどの工程で使うのか、また生成された素材が最終的な作品に含まれるのかといった具体的な運用範囲までは、今回の説明で明らかにされていません。今後、AI技術が開発現場でどのように扱われるのかは、同社に限らず業界全体の判断に委ねられます。