『WARDOGS』が2回目のクローズドベータを実施、Steam早期アクセス開始直前に大規模テスト
2026年09月02日 | #発売情報 | DualShockers
100人規模の戦場を特徴とするFPS『WARDOGS』で、2回目となるクローズドベータテストが9月3日から実施されます。Steam早期アクセス開始を9月10日に控えたタイミングでの開催となり、開発チームは参加者を無制限に集めるのではなく、サーバーやマッチングなど特定のシステムを狙って検証する方針を示しています。9月3日のFPS Games Showでは、今回のベータ告知とは別に「大きな発表」も予定されています。
早期アクセス直前に2回目のベータ
今回のテストは9月3日から、UTC基準で日曜朝まで行われます。予約購入者には参加権が付与され、それ以外のプレイヤーも週末にSteamのベータ参加システムから応募できますが、参加が保証されるわけではありません。テスト終了から数日後の9月10日には、Steamで本作の早期アクセスが始まる予定です。
開発元Bulkheadは当初、このベータ実施をFPS Games Showで発表する計画でした。しかし、コミュニティの盛り上がりがすでに高まっていたため、さらなる演出を待たずに告知するほうが適切だと判断したと説明しています。一方で、FPS Games Showでは別の「大きな発表」を行う予定であり、今回の告知はその前段にあたるものとしています。
全員参加のオープンベータにしない理由
Bulkheadによると、今回のテストをオープンベータにしない理由は、単純にサーバーへ大量のプレイヤーを集めたいからではありません。新しく構築したシステムを対象に、どの条件で、どの部分に問題が発生するのかを絞り込んで調べる必要があるためです。
同社は、10万人を超えるプレイヤーが同時にサーバーブラウザーを開き、サーバーへ接続しようとする状況を検証したいとしています。単に「大勢が遊んでもゲームが安定するか」を見るのではなく、サーバー一覧や接続処理など、特定の仕組みに特定の負荷をかけ、その結果を分析することが目的です。参加者を無制限に増やせば、障害が起きたとしても原因となったシステムを切り分けにくくなります。
Bulkheadはこの考え方を、火事の消火にたとえて説明しています。建物が燃え尽きた後で出火場所を調べることもできますが、管理された状況で検証したほうが、どこで問題が起きたのかをより早く、正確に把握できます。開発チームは、キューに10万人を殺到させるだけでは有用なデータにならないとも説明しており、一般的なベータ告知で使われがちな曖昧な表現よりも、率直な方針を示しています。
100人対戦と継続するキャッシュ経済
本作は、現代のジョージアに着想を得た架空の地域を舞台に、最大100人が戦う大規模FPSです。戦術的な銃撃戦に加え、建築と破壊の要素、そして試合をまたいで維持されるキャッシュ経済を組み合わせています。最大256平方キロメートルのサンドボックス内で、3チームがランダムに選ばれた2×2キロメートルのControl Zoneを奪い合い、先に100ポイントへ到達したチームが勝利します。
Control Zoneの位置は試合ごとに変化します。プレイヤーはロードアウトや移動ルート、陣地の取り方を自分で決めることになり、同じマップであっても展開が固定されにくい設計です。武器の扱いだけでなく、どの地点へ戦力を送り、いつ目標を確保するかという判断も勝敗に影響します。
各ライフでは、武器や装備、ユーティリティ、車両などを購入して出撃します。味方の蘇生、プレイヤーの目標地点への輸送、目標の保持といったチームプレイによってキャッシュを獲得でき、使い道はプレイヤー自身が選択します。さらに、この資金は試合終了後も引き継がれるため、戦車やヘリコプターへの投資は1試合だけの判断ではありません。どのタイミングで高価な戦力を投入するかによって、セッション全体の戦況が変わる可能性があります。
初回ベータで約50万人が参加
今回の2回目のテストには、8月に実施された初回クローズドベータの反響が背景にあります。初回テストにはユニークプレイヤーが約50万人参加し、Steamでの最大同時接続者数は10万人を超えました。原文では、この同時接続者数がSquadやHell Let Looseのピークを上回ったとされています。Call of Dutyのベータや大型アップデートが行われたBattlefield 6と同じ週の開催だったにもかかわらず、大きな数字を記録しました。
BulkheadはFPSコミュニティからの反応について「反響は尋常ではなかった」としており、Steamのウィッシュリスト登録数は100万件を突破しています。AAAタイトルがひしめくFPSジャンルで、インディー系スタジオが早期アクセス開始前にこれほどの関心を集めている点が注目されます。
開発元は、早期アクセスを12〜24カ月続けることを目標にしています。ただし、正式リリースまでの期間はプレイヤーからのフィードバックによって変わる可能性があります。9月10日の早期アクセス開始に向けて、2回目のベータでサーバー関連のシステムがどこまで検証されるのか、そして9月3日のFPS Games Showで何が発表されるのかが焦点になります。