メトロイドヴァニア歴代売上ランキング、首位は累計2400万本超のCastlevania
2026年09月04日 | #ゲーム | DualShockers
ゲーム業界では作品ごとの正確な販売本数が公開されないケースも多く、シリーズ単位の売上比較は簡単ではありません。今回のランキングでは、公式発表された数字を中心に、続編や移植版、コレクション作品の影響も考慮しながら、メトロイドヴァニアを代表する10シリーズを整理しています。首位となったのは、約40年にわたって形を変え続けてきたCastlevaniaで、累計販売本数は2400万本を超えています。
売上本数を比較するうえでの注意点
ゲーム業界では、販売本数の情報が常に透明な形で公開されているわけではありません。作品が大きな節目を迎えた際に、開発会社やパブリッシャーがファンへの感謝を示す目的、あるいは投資家に向けて成功をアピールする目的で数字を発表することがありますが、すべてのタイトルで同じ情報が得られるわけではありません。
そのため、今回の順位には公式発表の累計販売本数だけでなく、シリーズ内の各作品に判明している数字を合算した推定も含まれます。特に古いシリーズでは、過去作の再発売や複数作品を収録したコレクションの売上をどこまで含めるかによって、結果が変わる可能性があります。
また、メトロイドヴァニアというジャンルの範囲も完全に明確ではありません。たとえばShantaeには、ジャンル要素が比較的薄い作品が含まれています。Dead Cellsも、開発側が自ら「ローグヴァニア」と呼ぶように、手続き型生成とローグライト要素を強く持つ独自の作品です。それでも本記事では、探索による能力開放や、過去に訪れた場所へ新たな力で再び挑む構造を持つ代表例として、これらもランキングの対象に含めています。
10位から8位まで:新世代の人気シリーズが登場
10位はSteamWorld Digで、販売本数は100万本です。シリーズの最初の作品は2013年のSteamWorld Dig、現時点で最後の作品は2017年のSteamWorld Dig 2とされています。続編単体の正確な販売本数は公開されていませんが、初代は発売から4年で100万本を販売しました。
SteamWorld Dig 2については、開発元がNintendo Switch版のローンチ時の売上がSteam版の約10倍だったと説明しています。シリーズ全体の確定した数字を示すものではないものの、プラットフォームによって販売動向が大きく異なったことをうかがわせる情報です。本記事では、続編の不明な売上を無理に加算せず、確認できる初代の実績だけでもランキングに入る規模だと位置づけています。
9位はEnderシリーズで、累計販売本数は200万本を超えています。対象となるのは、2021年発売のEnder Lilies: Quietus of the Knightsと、2024年発売のEnder Magnolia: Bloom in the Mistです。前者が150万本を販売し、後者が残りの数字を構成しています。シリーズ累計200万本突破は2025年1月に発表されたため、その後の販売分を含めれば実際の数字はさらに増えている可能性があります。
Ender Lilies: Quietus of the Knightsは、発売当初に大規模な期待を集めていたわけではないものの、主人公Lilyの冒険が支持を広げ、続編へつながるファン層を形成しました。2作品はいずれも近年のメトロイドヴァニアを語る際に名前が挙がるタイトルとされ、シリーズとして200万本超に到達しています。
8位はBloodstainedで、Bloodstained: Ritual of the Nightだけで200万本以上を販売しています。この数字は2023年に示された公式情報をもとにしたもので、メトロイドヴァニアではないスピンオフのBloodstained: Curse of the Moonを含めなくても、シリーズをランキングに加えられる規模です。
Bloodstained: Ritual of the Nightは、同ジャンルの形成に関わった五十嵐孝司氏が手がけた作品としても知られています。続編Bloodstained: The Scarlet Engagementは、記事内で2027年の作品として扱われていますが、ランキングの売上には含まれていません。原文筆者は続編への期待が高いとしていますが、現時点で確認できる実績だけを見ても、初代単独で歴代上位に入ると説明しています。
7位から4位まで:インディー発の作品が大規模シリーズに並ぶ
7位はShantaeで、2020年半ばの時点で累計300万本を販売しています。シリーズ最初の作品は2002年のShantaeで、記事では2025年のShantae Advance: Risky Revolutionまでが対象として挙げられています。300万本という数字が発表されてから数年が経過しているため、現在の累計はすでに更新されている可能性が高いとされています。
一方で、Shantae: Half-Genie HeroとShantae Advance: Risky Revolutionは、メトロイドヴァニアとしての要素がそれほど強くないと原文筆者は指摘しています。そのため、ジャンルの厳密な定義を優先するなら扱いが難しいシリーズですが、長期にわたって作品を展開し、メトロイドヴァニアを象徴する名前の1つになった歴史的な存在として、このランキングに含められています。
6位はBlasphemousで、累計販売本数は500万本を超えています。この数字の中心となっているのは2019年のBlasphemousです。2023年に発売されたBlasphemous 2については、記事執筆時点で公式な販売本数が示されていないため、シリーズの集計には実質的に初代の数字が使われています。
Blasphemousは2021年の時点で100万ユーザーに到達していましたが、その後、拡張コンテンツの展開や続編の発売を経て、500万本超という大きな節目に達しました。記事では、比較的小規模な背景から出発した作品でありながら、現代のメトロイドヴァニアを代表するシリーズの1つになったと説明しています。Blasphemous 2の売上を加えれば、今後さらに数字を伸ばす可能性があります。
5位はDead Cellsで、単一タイトルとして1000万本を販売しています。本作はランキング内で唯一、複数作品からなるシリーズではなく、1作品だけでランクインしたタイトルです。初代の発売年は2018年として記載されています。
Dead Cellsは、探索型アクションにローグライトと手続き型生成を組み合わせた「ローグヴァニア」として展開されました。毎回異なるステージ構成や繰り返しプレイを前提にした設計によって、一般的なメトロイドヴァニアとは異なる長期的な遊び方を実現しています。原文筆者はジャンル上の独自性を認めつつも、メトロイドヴァニアの概念を拡張した代表例として評価できるとしています。シリーズ合算ではなく単独作品で1000万本に届いた点が、この順位の大きな特徴です。
4位はOriシリーズで、Ori and the Blind ForestとOri and the Will of the Wispsの合計販売本数が1500万本を超えています。シリーズの最初の作品は2015年、続編は2020年に発売されました。作品数は少ないものの、2作品だけでこれほどの数字に到達しており、シリーズ単位で見た販売効率の高さが目立ちます。
Oriは、探索型アクションとしての構造だけでなく、背景美術や音楽、物語、印象的なプラットフォームアクションでも支持を集めました。原文筆者は、Moon Studiosによるこのシリーズが、少ない作品数でありながらジャンルの古典的作品と競い合う存在になったと説明しています。また、チームは独立した開発体制とXboxとの一時的なパートナーシップの双方を通じて、Oriの存在感を高めてきたとされています。
3位から1位:ジャンルを作った古典と現代の象徴
3位はMetroidで、シリーズ累計販売本数は2200万本を超えています。1986年の初代Metroidから、記事では2025年のMetroid Prime 4: Beyondまでが対象です。2D作品と3D作品の双方で探索型アクションの基準を築き、主人公サムス・アランもジャンルを代表する存在として広く知られています。
シリーズ内で最も成功した作品として挙げられているのはMetroid Dreadで、販売本数は300万本です。複数の世代にわたって作品を送り出しながら、各ハードの世代で存在感を保ってきたことが、2200万本超という累計につながっています。原文筆者は、Metroidがなければ後発のメトロイドヴァニア作品は現在とは異なる形になっていただろうとし、ジャンルの成立そのものに与えた影響の大きさを強調しています。
2位はHollow Knightで、シリーズ累計はMetroidと同じく2200万本を超えています。対象作品は2017年のHollow Knightと、記事内で2025年の作品として扱われているHollow Knight: Silksongの2本です。初代が1500万本を販売し、後者が700万本を販売したとされ、シリーズ作品数がわずか2本であることを考えると非常に大きな数字です。
Hollow Knightは、個別タイトルとしても歴代最高の販売本数を記録したメトロイドヴァニアだと説明されています。原文筆者は、広大な探索空間、ビジュアルと音楽、陰影のある雰囲気、物語の見せ方などが、後続作品に強い影響を与えたとしています。現在のメトロイドヴァニアには、従来作よりもHollow Knightの設計思想を受け継いだ作品が多いという見方も示されており、MetroidやCastlevaniaが築いた先例を踏まえながら、ジャンルの方向性を大きく変えたシリーズと位置づけられています。
1位はCastlevaniaで、累計販売本数は2400万本を超えています。1986年の初代Castlevaniaから、記事では2026年のCastlevania: Belmont's Curseまでがシリーズの範囲として挙げられています。コナミが展開してきた本シリーズは、約40年にわたって作品ごとに仕組みや舞台設定を変えながら、ジャンルの原型を形作った存在です。
コナミが最後に公式な累計数字を示したのは2006年で、その時点では2000万本でした。その後、5作品と3つの完全版コレクションが発売されています。過去作の再発売やアンソロジーの存在も含めて考えると、現在の累計が2400万本を超えているという推定を裏付ける材料になります。
Castlevaniaはシリーズ全体では大きな売上を記録している一方、最も販売された単独作品でも200万本を超えていないとされています。それでも、長期間にわたる作品展開と再発売の積み重ねによって、2位のHollow Knight、3位のMetroidを上回りました。ランキングでは1位と2位以下の差は大きくないものの、古典シリーズが現在も流通し続ける力と、少数の作品でその水準に迫ったHollow Knightの存在感が、今回の比較から浮かび上がります。