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『Metro 2039』で軍用弾薬が通貨として復活

2026年08月29日 | #ゲーム | GamesRadar+

『Metro 2039』で軍用弾薬が通貨として復活

『Metro 2039』では、シリーズ初期作で重要な役割を担った軍用グレード弾薬が、再び生存者たちの通貨として機能します。戦闘で強力な弾薬として使うか、物資との交換に回すかを選ぶ仕組みで、探索とリソース管理の緊張感を高める要素になりそうです。2019年のMetro Exodusで姿を消したシステムは、同作のクラフト要素と組み合わされる形で復活します。

軍用弾薬を撃つか、取引に使うか

Metro世界では、戦前に製造された5.45x39mmの軍用グレード弾薬、通称MGRが、モスクワの地下で暮らす生存者たちの主要な通貨として扱われてきました。通常の弾薬とは異なり、MGR弾は武器に装填して強力な攻撃手段として使えます。しかし、戦闘で1発撃つたびに、そのまま価値のある通貨を失うことになります。

この「撃てば戦力、残せば資金」という二面性が、シリーズの世界観とゲームプレイを結び付けてきました。敵との戦いを有利にするためにMGR弾を使うのか、それとも拠点で必要な物資を購入するために温存するのか。弾薬の残量だけでなく、今後の探索や装備強化まで考えた判断が求められます。

本作では、アルチョムとスパルタン・レンジャーズがメトロ・システムから脱出してから4年が経過しています。その間に、モンスターはさらなる変異を遂げ、新たな人間の武装勢力も登場します。過酷さを増した環境で生き残るには、MGRがこれまで以上に重要になると説明されています。

Metro Exodusで削除された理由

MGRを通貨として使う仕組みはMetro 2033とMetro: Last Lightで目立つ要素でしたが、Metro Exodusでは採用されませんでした。エグゼクティブプロデューサーのJon Bloch氏によると、これはゲームの舞台がメトロの外へ広がったことが理由です。

Bloch氏は、Exodusの世界設定ではMGRを通貨として扱う必然性がなかったと説明しています。地下鉄網の外に出たあと、誰と取引するのか、誰がMGRを通貨として認めているのかが明確ではなかったためです。その代わり、Exodusでは別の方法でプレイヤーが世界と関わり、装備を強化できるようにしていました。ゲーム内通貨が担っていた役割を、別のシステムで補った形です。

本作では再びメトロへ戻るため、MGRを通貨として復活させる設定上の土台が整いました。Bloch氏は、通貨がメトロの一部である以上、メトロへ戻るなら通貨も戻す必要があるという判断だったとしています。一方で、Exodusで導入されたクラフトシステムを捨てるわけではなく、両方の仕組みを組み合わせる方針です。

探索、クラフト、装備強化を一体化

荒廃したモスクワを探索している間は、バックパックから簡単なアイテムを作成できます。対象となるのは、メディキットやガスマスク用フィルターといった基本的な装備、そして基礎的な弾薬です。必要なものを現地で補える一方、クラフトに使う資源を確保しておかなければ、放射能に汚染された地域で立ち往生する危険もあります。

より強力な武器パーツや特殊な弾薬タイプの製作は、各地に設置されたワークベンチで行います。ワークベンチでは武器のクリーニングも可能で、手入れを怠って武器が作動不良を起こすのを防げます。さらに、防護スーツを2種類から選択したり、装備をアップグレードしたりする場所としても機能します。

強化の例としては、ガスマスクのバイザーを頑丈にするアップグレードや、バックパックのバッテリー容量を増やす改造が挙げられています。どの装備を優先するかによって、危険な環境での行動や資源の使い方が変わることになります。

ブループリントと資源不足への対応

新要素としてブループリントも登場します。探索中に発見したブループリントによって、装備や武器向けの、より大型で強力なアップグレードを製作できるようになります。ブループリントを見つけること自体が、未知のエリアを調べる動機のひとつになります。

MGRは拠点で重要な物資と交換するため、クラフト用の資源を集めるうえでも価値を持ちます。そのため、環境を丁寧に探索する意味は、単に弾薬やアイテムを拾うことにとどまりません。取引用のMGRを確保し、現地で必要なアイテムを作り、ワークベンチで装備を整え、ブループリントによる強化につなげるという一連の準備が重要になります。

Exodusにおける資源不足への反応も、開発チームは確認していたとのことです。本作では、ミュータントから資源を入手できるようになります。Bloch氏は、Exodusではできなかったこの仕組みと、MGRを通貨として使う仕組みを組み合わせることで、両方の長所を生かせると説明しています。探索で得られる資源、敵から回収できる資源、取引に使うMGRをどう配分するかが、シリーズの新たなサバイバル要素になりそうです。