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『Metro 2039』シリーズ恒例の隠しKarmaシステムが復活

2026年08月30日 | #ゲーム | GamesRadar+

『Metro 2039』シリーズ恒例の隠しKarmaシステムが復活

『Metro 2039』では、過去作でプレイヤーの行動をひそかに評価していたKarmaシステムが復活します。4A Gamesのエグゼクティブプロデューサー、Jon Bloch氏は、道徳の描き方は変えるものの、「行動には結果が伴う」という仕組み自体は引き継ぐと説明しました。本作では、ファシスト勢力が支配する地下鉄を舞台に、より明確で重い善悪が描かれます。

過去作から続くKarmaの仕組み

Metro 2033、Last Light、Exodusでは、主人公Artyomの行動に応じてKarma Pointsが加算され、最終的に到達するエンディングの内容に影響していました。ポイントの存在や獲得条件は基本的にプレイヤーへ明示されず、人々の会話に耳を傾ける、世界を探索する、出会った人物にどう接するかといった行動が、舞台となるMetroやそこに暮らす人々を理解するきっかけとして機能していました。

Bloch氏によると、シリーズ各作は同じ考え方をそれぞれ異なる形で扱っており、本作も独自の調整を施すとのことです。ストーリーに合わせてシステムの見せ方や判定方法を変える必要があるため、過去作と完全に同じ仕様になるわけではありません。一方で、プレイヤーの選択や振る舞いが物語の結果につながるという核心は維持されます。

道徳の曖昧さから、明確な対立へ

本作の主人公は、Metroへ戻ってきた新キャラクターのStrangerです。Exodusでモスクワの外に広がる荒野へ向かったシリーズは、再び地下鉄網を中心とする世界へ戻ります。そこでは、ひとつの勢力に統一された社会をファシスト政権Novoreichが支配しており、Strangerはその帝国を打ち倒そうとします。

Bloch氏は、過去作が戦争を防ぐことや、プレイヤーの行動と選択をめぐる道徳的な曖昧さをテーマにしていたと説明しています。これに対して本作では、道徳をより明確に描く方針です。「希望も未来もなく、存在するのはFührerが約束する未来だけ」という状況を示し、戦争を防ぐ段階ではなく、すでに戦争が起きている世界で、その結果と向き合う物語になるとしています。

Karmaの判定方法はまだ不明

4A Gamesは、どの行動がStrangerのKarmaを良化・悪化させるのか、具体的な条件を明らかにしていません。原文筆者がプレイした範囲では、Metro 2033やLast Lightにあったような、Karma Pointsを獲得した際の色付きHUD表示も確認できなかったとのことです。

原文筆者はプレイ中、会話をできるだけ聞き、フィールドの隅々まで探索し、放棄されたストーカーの巣や凍りついた物語を探し、人間の敵には非殺傷のテイクダウンを使ったとしています。それでも判定の発生を示す明確な演出は見られなかったため、Karmaの変化は従来以上に気づきにくい方式になる可能性があります。ただし、これはプレイ時点での確認であり、最終的な仕様や具体的な判定条件を示すものではありません。

より過酷な世界で問われる選択

StrangerはNovoreichとの戦いだけでなく、自身の過去にまつわる亡霊とも対峙します。ファシスト勢力に占領されたMetro、戦争がもたらした結果、そして過去を抱えた主人公という要素が重なることで、Karmaシステムは単純な善悪の点数付けではなく、分断された世界でどのように振る舞うかを判断する仕組みになりそうです。

Bloch氏は解釈の詳細については明言を避けていますが、シリーズの道徳システムが本作でも健在であることは確認しています。従来の「道徳的にグレーな世界」から、善悪がよりはっきりした地獄のような環境へ移るなかで、4A GamesがKarmaをどのように物語へ結びつけるのかが注目されます。