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『Metro 2039』はウクライナ侵攻を受けて物語を全面刷新、2027年2月発売予定

2026年08月26日 | #ゲーム #発売 | Polygon

『Metro 2039』はウクライナ侵攻を受けて物語を全面刷新、2027年2月発売予定

『Metro 2039』はウクライナ侵攻を受けて物語を全面刷新、2027年2月発売予定

ウクライナ侵攻が、4A Gamesの新作『Metro 2039』の物語を根本から変えるきっかけになったと明らかになりました。開発チームは構想の多くを白紙に戻し、戦争の結果とその影響を描く作品として再始動したとのことです。2027年2月の発売を予定しています。

戦争の影響を描く「英雄のいないゲーム」

エグゼクティブプロデューサーのJon Bloch氏はPolygonのインタビューで、侵攻後にストーリーを考え直したと説明しています。チームやウクライナの人々が抱える感情をどう物語に反映するかが最重要になり、当初の構想の多くを破棄して、実質的に開発をやり直したそうです。

クリエイティブディレクターのAndriy Shevchenko氏によれば、本作は「英雄のいないゲーム」です。主人公のStrangerは正義感や英雄願望ではなく、個人的な動機によって行動します。戦争に荒廃し、利他主義が失われた世界を舞台にするため、従来のシリーズとは異なる主人公像が描かれます。

主人公が会話し、複数の方法で攻略できる

今回のデモでは、Strangerが地下施設で対立勢力との交渉を終えた場面から物語が始まりました。彼は地域勢力のリーダーに協力を申し出て、相手の了承を得たうえで次の行動へ移ります。

Strangerは、メインライン作品では初めて会話する主人公です。窓越しに見える人物やベンチに座る避難民とのやり取りを通じて、自身の意見や動機を語ります。なお、シリーズではMetro Awakening VRの主人公も会話していました。

軍事施設などのロケーションには3〜4通りの侵入経路が用意され、正面から銃や手榴弾、火炎瓶で攻めるだけでなく、ステルスや別ルートを選べます。エグゼクティブプロデューサーのBloch氏は、プレイスタイルに合わせて大きく攻める方法と隠密行動の両方を用意し、ステルス時にも複数の道を選べるようにしているとしています。

酸素フィルターや資源管理が生存を左右

地上にはモンスターや敵対する人間が存在し、デモでは霧に覆われた路地で遭遇した獣の群れに、短時間で倒される場面もありました。戦闘を避けられる状況もある一方、暴力で突破しなければならない場面も用意されています。

地上の探索では、Strangerが呼吸するための酸素フィルターが重要になります。原文筆者は探索中にフィルターを使い果たし、同じ素材を回復アイテムの作成に回したことで、フィルターを補充できなくなる場面があったとしています。開発側は現在もバランスを調整しており、製品版では追加のスーツなど、より多くの資源にアクセスできる予定です。

閉塞感を重視した探索環境

本作のエリアは、廃屋や地下の下水道を含む複数階層の構造になっています。開発チームは、Metro Exodusのサンドボックス型環境を踏まえつつ、シリーズ初期作のような閉塞感への回帰を目指しているとのことです。

共同クリエイティブディレクター兼リード音響デザイナーのPawel Ulmer氏は、危険を冒して未知の場所を探索すれば、何らかの報酬を得られる設計にしていると説明しています。Bloch氏によると、チームは詳細なデザイン文書を大量に作るのではなく、アイデアを試作し、面白くなければ変化させるか破棄する方法で開発を進めています。