『Persona 4 Revival』はシリーズ屈指の美しさと遊びやすさを備えたリメイクに
2026年09月04日 | #発売情報 | GamesRadar+
『Persona 4 Revival』は、原作の魅力を残しながら、ダンジョン探索や戦闘を大きく遊びやすくしたリメイクです。Gamescom 2026で約1時間の試遊に臨んだ原文筆者は、久しぶりに稲葉を訪れたような懐かしさを味わいつつ、単なるグラフィックの刷新にとどまらない改良を確認したとしています。2026年2月18日の発売に向け、シリーズファンの期待を高める内容になっているようです。
稲葉で味わう懐かしさと新たな表現
今回の試遊では、物語序盤にあたる複数の短い場面を体験できました。主人公の鳴上悠が田園地帯の町・稲葉を歩き、花村陽介や里中千枝がペルソナに目覚める場面、日常生活を過ごすパート、ダンジョン探索やボス戦などが用意されていたとのことです。原文筆者にとって原作のペルソナ4 ザ・ゴールデンは、アトラスのJRPGシリーズでも特に思い入れの強い作品でした。そのため、愛着のある登場人物や舞台が現代的な姿で再構成されていることには、強い懐かしさと同時に、リメイクへの不安もあったといいます。
しかし、実際に目にした映像は、その不安を和らげるものだったようです。キャラクターモデルは従来よりも表情が豊かになり、カットシーンだけでなく通常の会話中にも感情が伝わりやすくなっています。アニメーション映像は、呪術廻戦やチェンソーマンを手がけたMAPPAが担当しており、試遊で確認できた場面も非常に美しく仕上がっていたと原文筆者は評価しています。現時点では、シリーズで最も見栄えのよい作品だと感じたとのことです。
ダンジョン探索を大幅に改善
本作では、原作でストレスになりやすかったダンジョン探索にも手が入っています。フィールド上のシャドウに剣を振っても攻撃判定がうまく合わず、敵に先制されることがありましたが、今回は当たり判定がより正確になっています。狙った敵に攻撃を当てやすくなったことで、探索中の不意の不利な戦闘は減っているようです。
さらに、迫ってくるシャドウを剣で防御できるようになりました。攻撃を受け止めると敵を気絶させられ、そのままこちらが有利な状態で戦闘を始められます。敵との接触を避けるだけではなく、能動的に先手を取る手段が増えたことで、ダンジョン内を進む感覚も変わりそうです。
ダンジョン内には、剣で壊すことで少量のSPを回復できる新たなオブジェクトも配置されています。原文筆者は、原作でSP回復アイテムを使い切ったあとも探索を続け、苦しい状態でダンジョンを進むことが多かったと振り返っており、この仕組みを歓迎しています。一方、正しい進行方向を示すように光る道も追加されていました。マップを確認すれば進路が分かるため、原文筆者はこの表示を冗長に感じており、オフにできるかどうかは試遊時点では分からなかったとしています。
弱点を突く戦闘と新システム
戦闘では、敵の弱点を突いてダウンさせたあと、仲間へバトンタッチできるようになりました。ペルソナ5にも存在した仕組みで、攻撃したキャラクターから別の仲間へ行動をつなぎ、さらに別の弱点を狙えます。敵の弱点を連続して突きやすくなるため、従来よりも戦闘のテンポが速く、流れるようになったと原文筆者は感じています。
試遊中には体験できなかったものの、本作にはPrime Timeという新システムも用意されています。Prime Timeでは、HPやSPを消費せずに複数回の攻撃を連続して繰り出せます。敵の耐性も無視できるため、通常の攻撃ではダメージを与えにくい相手にも有効な切り札になりそうです。さらに、Prime Time中にはSeries Finaleというフィニッシュ技も使用でき、大きなダメージを与えられると説明されています。
英語ボイスと音楽は大きな変化に
音声面では、英語版のキャストが一新されています。長年親しまれてきたキャラクターが、これまでとは異なる声で話すことには違和感もあるものの、試聴した範囲では新キャストの演技はいずれも力強かったとのことです。花村陽介役のPaul Castro Jr.は、旧キャストのYuri Lowenthalと声質こそ同じではないものの、陽介の快活さをうまく表現していたと原文筆者は述べています。
一方で、音楽については慣れが必要になりそうです。新たな先制攻撃時のバトルテーマ「Prime Time Golden Hour Show」は、原文筆者がすでに気に入っている楽曲です。しかし、「Time to Make History」や「Reach out to the Truth」といった人気曲の新アレンジには、まだ馴染めていないとしています。時間が経てば印象が変わる可能性はあるものの、リメイク版が新しく華やかに生まれ変わっていても、これらの曲については原作版のサウンドトラックを聴き直すファンが出てくるだろうと見ています。
ファンが気にする変更点
プロデューサーの和田和久氏は、要望の多かった陽介との恋愛ルートを追加しないことを明らかにしています。キャラクターとの関係性に関わる要素だけに、原作ファンにとっては残念な変更といえるでしょう。また、以前から触れられていたセリフの変更について、和田氏はキャラクターの人格の「どの部分も変えるものではない」と説明しています。
約1時間の試遊で確認できた範囲は序盤の一部に限られますが、原文筆者は体験を終えた時点で、試遊前よりも期待が高まったとしています。ダンジョンの操作性、戦闘の新要素、表情豊かな映像表現などによって、本作は原作を知るファンにとっても新鮮な体験になりそうです。