『GTA 6』トルコ語対応を求めるファンがゲームプレイ映像を急きょ吹き替え
『GTA 6』のトルコ語対応を求める動きが、単なるSNS上の要望にとどまらない展開を見せています。トルコのファンコミュニティは、公開されたゲームプレイ映像をわずか1日でプロのキャストによるトルコ語吹き替え版に仕上げ、Rockstar Gamesにローカライズの可能性を認めるよう訴えています。
トルコ語吹き替え版を短期間で制作
トルコのゲームユーザーは以前から、海外スタジオにトルコ語字幕や音声の追加を求めてきました。最近では、007 First Lightにトルコ語字幕を実装するよう求める大規模なファンキャンペーンが行われ、最終的にIO Interactiveが同作へのトルコ語字幕追加を決めた事例もあります。今回、その関心が最も期待されている作品のひとつである本作へ向けられています。
ファンは11月の発売を前に、Rockstarへトルコ語字幕または吹き替えの実装を要望しています。公開されたゲームプレイ映像のトルコ語版は、映像公開の翌日に発表されました。複数の声優を起用した本格的な内容で、コミュニティ内に実際のローカライズ制作へ動く人々がいることを示すものになっています。
制作側が提案するローカライズの方法
吹き替え版の制作者は、トルコ語を話す人々がトルコ国内だけでなく複数の国に暮らしていると説明しています。本作は世界中でプレイされる作品になると考えられるため、できるだけ幅広い言語圏を対象にするべきだという主張です。
制作者は、Rockstarが社内でローカライズを進める体制を新たに作るのが難しい場合でも、外部チームを活用できると提案しています。トルコには、The Witcher 3、Cyberpunk 2077、Baldur's Gate、Warhammerシリーズといった、テキスト量の多い作品をトルコ語化してきた実績のあるチームが存在するとのことです。
さらに、CD Projekt RedやTechlandなど、トルコ語ローカライズを採用した作品の開発元は、現地での販売を通じて投資を回収できていると制作者は説明しています。そのうえで「ゼロからチームを作る時間や余裕がなくても、代わりに取り組む方法はあります。選択するのはRockstarです」と、外部チームの利用を呼びかけました。
Rockstarの反応と今後の動き
制作者は、規模の大きい本作のローカライズが一夜にして実現するものではないと理解しています。それでも、まずはRockstarがトルコ語圏のプレイヤーの存在と要望を認識することが重要だとしています。現時点で、Rockstarがトルコ語字幕や吹き替えに対応すると発表した事実はありません。
本作をめぐっては、ゲームプレイ映像の公開後、限られたコンテンツクリエイターやIGNによるプレビューも公開され、ゲームの新情報が相次いで伝えられています。RockstarとPlayStationは、作品をモチーフにした限定デザインのPS5コントローラー2種も発表しており、翌週から予約受付が始まる予定です。発売が近づくなか、トルコ語対応を求めるファンの活動が公式の判断に影響するかが注目されます。