← 最新記事一覧

『Dungeons & Dragons』Netflix実写ドラマ、ストラードの吸血鬼化を描く起源譚に

2026年09月04日 | #その他 | IGN

『Dungeons & Dragons』Netflix実写ドラマ、ストラードの吸血鬼化を描く起源譚に

Netflixが、テーブルトークRPG『Dungeons & Dragons』のゴシックホラー設定「Ravenloft」を題材にした実写ドラマシリーズを進めています。物語の中心となるのは、同設定を代表する吸血鬼の悪役ダークロード・ストラード・フォン・ザロヴィッチで、彼がいかにして吸血鬼の伯爵へ変貌したのかを描く起源譚になるとのことです。冒険、暗黒魔法、超自然的な陰謀、悲劇的なロマンスを組み合わせた作品として企画されています。

ストラードが吸血鬼になるまでを描写

Varietyの報道によると、NetflixのRavenloftシリーズは、キャラクター重視の物語を軸にした“格調高いファンタジーシリーズ”として説明されています。公式の作品紹介では、ストラードの物語を「権力、愛、執着、そしてアンデッドへの変貌」と表現しており、悲劇的なアンチヒーローだった人物が、Dungeons & Dragons屈指の悪役へ変わっていく過程がドラマの核になるとしています。

ストラード・フォン・ザロヴィッチは、ドラキュラを思わせる要素を持つキャラクターです。かつては王子であり軍人でもありましたが、中年期に不安を募らせ、不死を得るため「Dark Powers」と呼ばれる存在と契約します。その契約には、兄を殺して兄の妻、つまり自身の義姉と結婚するという内容も含まれていました。しかし彼女はストラードを受け入れず、逃げるために崖から身を投げて命を落とします。この出来事で心を打ち砕かれたストラードが、やがて吸血鬼となっていくことになります。

脚本と製作陣

脚本とシリーズの創作を担当するのは、脚本家向けポッドキャスト「Scriptnotes」の共同ホストとしても知られるJohn Augustです。Augustは、映画Corpse Brideやチャーリーとチョコレート工場にも関わっています。

製作総指揮には、映画監督のAlfonso Cuarón、HasbroのGabriel Marano、Richard Schwartz、Esperanto FilmojのGaby Rodriguezが名を連ねています。現時点で、出演者、配信時期、エピソード数などの詳細は明らかにされていません。Netflixが長編映画ではなく実写シリーズとしてRavenloftを扱うことで、ストラードの過去や人間関係をどこまで掘り下げるのかが注目されます。

ゲームを含む関連展開

D&D関連では、gamescomで新作ゲームDungeons & Dragons: Warlockも披露されました。同作では、ウォーロックのKaatri役をTricia Helfer、強大な魔女王でありKaatriのパトロンでもあるTasha役をMaggie Robertsonが演じます。RobertsonはResident Evil Villageのレディ・ディミトレスク役で知られています。

また、Wizards of the Coastは2026年4月、「Season of Horror」イベントの一環として、Ravenloft: The Horrors Within拡張を発売しています。これは初期のRavenloftの物語を現代向けに更新した内容とされています。今回の実写シリーズは、このRavenloft関連の展開に続く新たな映像企画となります。

一方、映画Dungeons & Dragons: Honor Among Thievesの続編については、監督のJohn Francis DaleyとJonathan Goldsteinが実現を望み続けています。Paramountは「財務上の理由」から企画を見送ったとされ、同作は公開当時に興行的な大成功を収めたわけではありませんでしたが、その後ファンから支持を集めてきました。続編の行方は不透明なままですが、Netflixによる実写シリーズの企画によって、D&D世界全体が映像作品の題材として再び注目を集めています。