『Marathon』が季節運営を見直し大型アップデートを12月へ延期
2026年09月15日 | #アップデート | GamesRadar+
『Marathon』は、9月22日に予定していたアップデートを12月8日へ延期し、これまでの厳格なシーズン制を終了します。Bungieは、短い間隔でコンテンツを投入する方式から、より規模が大きく内容の濃いアップデートを時間をかけて届ける運営へ転換する方針です。長期的に遊び続ける理由や、PvEを含むゲーム全体の奥行きを強化できるかが、今回の見直しの焦点となります。
9月予定の内容は12月の「Symbiosis」へ
Bungieは公式ブログで、プレイヤーから寄せられた意見を受け、本作には「より深みと多様性、強い進行システム、長期的にプレイし続ける理由が必要」と説明しています。そのため、開発する内容だけでなく、コンテンツを届ける方法そのものを変更するとしています。
9月に予定されていた内容は、12月8日の大型アップデート「Symbiosis」にまとめて実装されます。Bungieはこのアップデートを、本作の次の章に向けた「最初の大きな一歩」と位置づけています。単なる延期ではなく、今後の運営方針を切り替える節目として扱われる形です。
Symbiosisでは、新たなRunner shell、常設のPvE体験、刷新されたPerimeterゾーンが追加されます。さらに、プレイヤー同士が集まれるソーシャルスペース兼射撃場、試験的なチームデスマッチ、初心者向け導入の改善も予定されています。新コンテンツを個別に追加するだけでなく、PvE、対人戦、交流機能、初心者支援をまとめて拡充する内容です。
Bungieによると、Symbiosisは3月以降も続く幅広い進化の始まりとなります。今後のコンテンツ投入時期は従来のシーズン計画より柔軟に設定され、より大規模な体験を完成させるために必要な開発時間を確保する方針です。3月までのおおまかな時期は当初のシーズンロードマップと近い一方、各コンテンツの配信は固定スケジュールに縛られない形へ変わります。
10月には小規模アップデートを実施
大型アップデートを待つ期間には、10月6日に小規模な更新が実施されます。Bungieはこの更新について、報酬を刷新するものだと説明しており、シーズン切り替えに近い形で進行状況とゲーム内経済もリセットされます。現在の進行度や所持状況に影響するため、プレイヤーにとっては単なる報酬追加ではありません。
この更新では、ゲームバランスや各種数値の調整、報酬パスの追加、複数の利便性向上も行われます。具体的な調整内容の詳細は原文時点では示されていませんが、報酬の再設計と進行状況のリセットを軸に、次の大型更新へ向けてゲーム全体を整える位置づけです。
また、期間限定で提供されていたPvE要素「Vault Breaker」も再登場します。ただし、今回も利用できる期間は限定されます。BungieはSymbiosisと10月の更新を通じて、これまで本作の中心だった対人戦だけでなく、PvEが進行システムの中に自然に組み込まれる状態を目指しています。対人戦への参加にハードルを感じるプレイヤーにも、プレイを継続する選択肢を用意する狙いがあるとみられます。
PvEや交流機能を加えDestiny 2に近い構成へ
今回の発表で目立つのは、常設PvE、ソーシャルスペース、チームデスマッチといった要素が一度に計画されている点です。原文筆者は、これらの追加によって本作の構成がDestiny 2に日に日に近づいていると指摘しています。特に、PvEを進行に組み込むことや初心者向け体験を改善することは、ライブサービス型タイトルとして長期的なプレイを支える重要な要素になります。
一方で、Bungieが運営方針の変更を迫られた背景には、発売後のプレイヤー動向があります。原文では、Destiny 2のSteamにおける1日あたりのピーク同時接続者数が、本作の約8倍以上に達していると紹介されています。Destiny 2は数か月前に開発が終了したにもかかわらず、プレイヤー規模では大きく上回っており、新作が発売後に直面している苦戦を示す数字として扱われています。
ただし、原文筆者は本作のシューターとしての内容自体には肯定的で、レビューでは「ここ数年で最も好きなマルチプレイシューター」と評価しています。つまり今回の問題は、銃撃戦の手触りだけではなく、プレイヤーを長期的に引き留める進行、遊び方の幅、PvEを含むコンテンツ構成にあるという整理です。
Bungieは今後もプレイヤーの反応を反映
Bungieは、Symbiosisを完成形ではなく、今後の拡張に向けた出発点と説明しています。プレイヤーが各アップデートを実際に遊び、フィードバックを寄せるなかで、内容を調整しながら拡大していくとのことです。厳格な季節スケジュールをやめることで、配信間隔の維持よりも、より大きな体験を形にすることを優先します。
原文では、Bungieがフロアの大部分を転貸に出しているとも触れられており、スタジオの状況に対する懸念は残っているとされています。そうした不安をよそに、Bungieは今回の変更が「取り組みの始まりにすぎない」と強調しています。今後は10月6日の更新で短期的な刷新を行い、12月8日のSymbiosisで本格的な運営転換を示す流れになります。