『Fire Emblem: Fortune’s Weave』は仲間を集めすぎるRPG習慣を見直させる
2026年09月23日 | #ゲーム紹介 | Polygon
『Fire Emblem: Fortune’s Weave』で原文筆者が気づいたのは、仲間を全員集めようとする遊び方が、必ずしもゲームを深く楽しむことにはつながらないということです。4人の主人公と複数のルートを用意した本作では、1周ですべてのキャラクターを仲間にする必要はありません。それでも原文筆者は、好感度上げや贈り物集めに時間を使いすぎ、肝心の戦力強化を後回しにしてしまったと振り返っています。
全員加入を目指してプレイ時間を浪費
本作では、1つのルートだけで仲間にできるキャラクター数を超える人数が登場します。一部のキャラクターは特定のルートでしか仲間にならないため、4人の主人公をすべてプレイする意味も用意されています。ただし、ある主人公のルートで加入を逃したキャラクターは、別の主人公のルートで仲間にできる場合があります。
さらに、見逃したキャラクターを迎えるためだけに、該当ルートのチャプターをやり直すことも可能です。つまり、最初のプレイで全員を集め切る必要はなく、後から別ルートや再プレイで補える仕組みになっています。原文筆者もそのことを理解していたものの、かつてのRPGで全要素を埋めようとした経験に引っ張られ、全員加入を自分への課題のように扱ってしまいました。
仲間集めが戦力強化を圧迫
Act Oneでは、4人の主人公それぞれに12章の物語が用意されています。物語を進めると、仲間の加入条件の1つとなる名声ランクが上がり、宿での食事や贈り物を通じて、加入候補との関係を深めやすくなります。原文筆者はこの仕組みに可能性を感じ、店の贈り物を買い集め、魚醤や菓子などを使って多数のキャラクターを勧誘していきました。
しかし、その結果として、Ledaのルート中盤では自軍のレベルが不足することになりました。新しい仲間を増やすことを優先したため、すでにいるユニットの育成や、実際の戦闘で使うメンバーの強化が後回しになったからです。加入させたキャラクターが多くても、全員を十分に育てられるわけではありません。
実際に使う仲間は限られる
本作は誰を仲間にするかを自由に選べる一方で、特定のキャラクターをひいきして育てることも促しています。Ledaとしてプレイした原文筆者によると、Heroic Gamesの多くのメインストーリーバトルでは、出撃できる人数が5〜7人程度に制限されます。そのため、時間をかけて勧誘した仲間の中には、一度も戦闘に出さないキャラクターも少なくありません。
実際に中心となったのは、Ledaのルートで最初から加入するキャラクターと、そこへ自分で選び、育成や戦闘に時間をかけた3〜4人の仲間でした。魔法使いを6人そろえるような編成が必要、あるいは有効になる場面はほとんどないため、名簿を埋めることと実戦的な部隊を作ることは別問題だと分かります。
目的を絞ることが本作の楽しみ方に
原文筆者は、全員と友達になろうとすることは現実と同じように疲れる作業で、最後にはうまくいかないと結論づけています。最初からすべての加入候補を追いかけるのではなく、序盤に気になったキャラクターを何人か選び、育成と戦闘に集中するほうが、限られた出撃枠を活かせます。
もちろん、選んだ仲間の全員が期待どおりに活躍するとは限りません。それでも数人を試せば、相性のよいユニットや自分の部隊に合う戦い方が見つかります。取り逃した仲間を後から追う余地も残されているため、最初の周回では収集よりも物語と戦力の充実を優先するのが、原文筆者が得た教訓です。