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『Fire Emblem: Fortune's Weave』のディートリヒ編は『Three Houses』の謎にも迫る重要ルート

2026年09月25日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『Fire Emblem: Fortune's Weave』のディートリヒ編は『Three Houses』の謎にも迫る重要ルート

『Fire Emblem: Fortune's Weave』を遊ぶなら、レダ編の次はディートリヒ編がおすすめです。『Three Houses』の設定を掘り下げるだけでなく、物語の強さや個性的な登場人物も楽しめます。コンピューター仕掛けの幽霊ゾウが気になる人にも、見逃せないルートです。

『Three Houses』の過去に新たな視点を加える

筆者の周囲では、最初にレダ編を選ぶ人が多いそうです。暴走気味の主人公による復讐劇に、愛すべき変わり者たちが加わる展開には惹かれるものがあります。一方、ディートリヒ編も見逃してほしくないと筆者は語ります。2周目を遊ばなければ、ゲーム屈指の物語を逃すかもしれません。

ディートリヒ編では、『Three Houses』とのつながりが大きく扱われます。特に、ナバテア人と人間の古代戦争やアガルタ人について、新たな視点から背景が語られます。金鹿の学級編で、アガルタ人やソティスが宇宙から来たという話に唐突さを感じた人にとっては、その疑問を掘り下げる内容です。黒鷲の学級編や青獅子の学級編で遊んだ人には、「闇に蠢く者」として知られる存在です。

こうした設定は、説明を押しつける形ではなく、物語に自然に組み込まれています。『Three Houses』の知識がなくてもディートリヒ編単体で楽しめますし、過去作とのつながりも『Fortune's Weave』全体の物語に役割を持っています。アナトリアの謎や、ダグダ帝国の暗い歴史にも関わってきます。

ダグダ帝国の裏側と、ひと筋縄ではいかない家族

ディートリヒ編では、現在のダグダ帝国で何が起きているのかも描かれます。主要な敵役3人がそろって陰謀を巡らせ、言い争い、国々の運命を操る姿を見られるのは、このルートだけです。カイ編が描くダグダの神々の比較的明るい側面に対し、こちらは帝国の影の部分に焦点を当てます。「邪神を復活させよう」というおなじみの筋書きも、より個人的な物語として描かれます。

ディートリヒは、最初こそ一面的に見えるかもしれませんが、魅力のある人物です。彼の成長物語は、血縁によらない家族を描く定番の型を使いながら、見つけた家族がみな素晴らしい人たちだとは描きません。登場人物たちはそれぞれ問題を抱えています。それでも、共に暮らす人々の良いところを見つけ、欠点も含めて愛することを選ぶ。その物語の組み立てを、筆者は美しいと評価しています。

また、ディートリヒ編はシリーズでも特にクィアな内容で、その点を曖昧にしません。長年、ほのめかしや侮辱的なステレオタイプにとどまっていたシリーズが、ここ10年ほどでようやく慎重に包摂性を取り入れてきたことを踏まえると、筆者はこれを大きな前進と見ています。

「コンピューター仕掛けの幽霊ゾウはどうなったのか」と気になった人もいるでしょう。その答えは、ディートリヒ編を遊んで確かめてください。