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任天堂は『Fire Emblem: Fortune's Weave』のように人物描写を前面に出すゲームをもっと作るべきだ

2026年09月26日 | #その他 | Polygon

任天堂は『Fire Emblem: Fortune's Weave』のように人物描写を前面に出すゲームをもっと作るべきだ

『Fire Emblem: Fortune's Weave』では、登場人物への関心がプレイヤーの熱心な議論を生んでいます。Polygonの筆者は、任天堂作品では珍しいほど人間関係や感情を掘り下げた本作を例に挙げ、人物を中心にしたゲームをもっと作ってほしいと述べています。

登場人物をめぐる議論が広がる

筆者は本作をまだプレイしていませんが、プレイヤーの反応を記事で追っています。Polygonではこの1週間だけでも、登場人物を「一緒にパーティーに行きたい順」に並べた記事や、個人的な目的を持つ英雄たちが願いをかなえる闘技大会に参加する物語をTwisted Metalになぞらえた記事など、少なくとも6本が公開されました。

ゲームの進め方をめぐっても、意見が分かれています。100時間以上プレイしたJosh Broadwellは、できるだけ多くの仲間を勧誘して育て、特定の人物だけをひいきしないよう勧めています。一方、Jen Glennonは、各人物のルートを遊べるうえ章を再プレイできる本作なら、全員を集めることにこだわらず、好きな人物に集中して楽しめるとしています。

筆者は、Joshの助言が攻略を重視するものなのに対し、Jenの助言はプレイヤーの気持ちや楽しさを大切にしていると説明します。規模が大きく、遊び方にも幅があるゲームだからこそ、どちらの考え方も成り立つと評価しています。

人間関係を描く任天堂作品

筆者が注目するのは、プレイヤーを動かしているものが登場人物への関心だという点です。任天堂のゲームがここまで個人的な反応を呼ぶことは多くありません。2019年のThree Housesでは、ホグワーツを思わせる設定と魅力的な登場人物をきっかけに、キャラクター同士の関係を想像して楽しむファンのコミュニティが大きく広がりました。ただし、ゲーム内の関係性は控えめで、解釈の余地が大きかったと筆者は振り返ります。

Jenの記事によると、『Fire Emblem: Fortune's Weave』の人間関係は、より具体的で人物の個性を軸に描かれています。また、家族向けRPGとしては、性や恋愛に対して比較的肯定的な作品だと紹介されています。登場人物たちは自分の望みをはっきり持った、一人ひとり異なる人間として描かれている、というのが筆者の見方です。

一方、本作の支援会話システムには、過去作より選択肢が少ないという批判もあります。Joshはその仕組みを詳しく取り上げ、選択肢を絞ったことで文章の質が上がり、人物描写も深まったと論じています。筆者は、ゲームに詳しくない立場から見ても説得力のある説明だと評価しました。

任天堂作品にもっと人間らしさを

任天堂には、ゼノブレイドシリーズのような大きな物語や、広く知られたキャラクターがいます。しかし筆者は、ファミリー向けの市場やブランドイメージもあってか、人間の感情を深く描く作品は多くないと指摘します。例外として、Majora's Maskに登場する歯車仕掛けの町の住人たちの秘めた暮らしを挙げる一方、そうした作品はまれだとしています。

筆者によれば、『Fire Emblem: Fortune's Weave』では、任天堂と開発元のインテリジェントシステムズが登場人物の感情や魅力を前面に出しています。レダやディートリヒのような人物に、プレイヤーが強い愛着を抱き、ときには恋愛感情を寄せることもある。筆者は、任天堂がこうした人物中心のゲームをもっと作ることを歓迎しています。