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『The Witcher 3』で出番をもっと見たかったキャラクター10人、エレディンは掘り下げ不足

2026年09月28日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

『The Witcher 3』で出番をもっと見たかったキャラクター10人、エレディンは掘り下げ不足

『The Witcher 3』には、クエストで印象的な活躍を見せながら、その後は出番が少なくなる人物がいます。物語を改めて見直した筆者が、もっと掘り下げてほしかった10人を紹介します。

10位:コリーヌ・ティリー

夢を読み解く力

コリーヌは登場回数こそ少ないものの、興味深い人物です。夢を通して過去の出来事や未来を読み解く「夢見師」で、その力を生まれつき持ち、自在に使いこなしています。

物語の中でゲラルトを何度か助けますが、主要人物にはなりません。ノヴィグラドでトリスが魔術師たちを逃がす展開にも加わらないのは、特別な才能を持つ彼女が、一般的な魔術師とは見なされていないからかもしれません。さらに活躍する姿を見たかった人物です。

9位:ゴドリングたち

怪物というより人間に近い存在

コリーヌといえば、彼女に悪夢を見せていたサラを思い出す人もいるでしょう。あるいは、ゲラルトが森の貴婦人たちを探す際に手を貸すジョニーのほうが印象に残っているかもしれません。

ゴドリングは思われている以上に知性と親切心があり、怪物ではなく人間のように接するべき存在です。町外れや沼地でひっそり暮らし、いたずらで大きな被害を出すことはめったにありません。人を傷つけるより、助けることのほうが多い種族です。

彼らについてゲーム内で詳しく語られないのは残念です。闇の濃い世界に明るさを添え、ゲラルトの助けにもなる存在でした。

8位:トミラ

調合の魅力を教えてくれる人物

トミラは、ゲーム序盤のホワイト・オーチャードで出会う薬草師です。ゲラルトがグリフィンをおびき寄せるために必要な材料を探すのを手伝います。

彼女にはそれなりの背景が用意されていますが、当初の構想から何かが削られたようにも見えます。錬金術は『The Witcher 3』の重要な要素で、難易度を上げるほど役立ちます。トミラが毒性や霊薬、素材の解体などを教えてくれれば、プレイヤーが早い段階で錬金術の強さに気づくきっかけになったかもしれません。筆者自身も、その力を知るまでかなり時間がかかったそうです。

7位:セリス

強さと優しさを備えた統治者

セリスとヤルマールのどちらを選ぶかといえば、筆者にとって答えは明らかです。セリスは強く冷静でありながら、思いやりと少しのユーモアも持ち合わせています。優しさと現実的な判断力を兼ね備えた人物です。

一方のヤルマールは、暴力と名誉を重んじる戦士です。優れた戦士ではありますが、統治者としての洞察力はセリスに及びません。

それだけに、セリスの出番が少ないのは惜しまれます。彼女を描くクエストがもう少しあれば、女王に即位する展開もいっそう印象深くなったでしょう。即位後の暮らしを見てみたかったところです。

6位:血まみれ男爵

罪を犯した人物にも再生の道はあるのか

血まみれ男爵の評価は分かれるところです。必要なメインクエストだけを進めた場合、家族にひどい仕打ちをする酒浸りの男として嫌悪し、早く関わりを終えたいと思うのも無理はありません。

しかし、物語を続けて沼地でアンナを探すと、男爵は娘との関係を修復しようとし、深刻な治療を必要とするアンナを医者のもとへ連れていこうとします。これまでの行いが帳消しになるわけではありませんが、人生を立て直そうとする姿には敬意を抱けます。

その後、彼がどれほど変わったのかを見られないのは残念です。

5位:エムヒル・ヴァル・エムレイス

冷酷で抜け目のない皇帝

ゲーム序盤に登場する厳格な統治者です。尊大な王として片づけられがちですが、冷酷で無慈悲に見える一方、興味を引く人物でもあります。

大きな権力を持ちながら、登場する場面は限られています。ニルフガードの政治の内側をもう少し描き、宮殿の一室を出たエムヒルの姿も見せてほしかったところです。庭を歩きながら政治を語るような場面があれば、人物像に厚みが出たでしょう。

とはいえ、ゲラルトは政治家ではなく怪物退治を生業としています。

4位:エスケル

ゲラルトとともに試練を越えた仲間

エスケルはゲラルトにとって兄弟のような存在です。同じ草の試練を乗り越えた仲で、実力も肩を並べますが、知名度はゲラルトほど高くありません。

重要な人物でありながら、ゲームでの出番は多くありません。ランバートに比べても掘り下げが少なく、ケィア・モルヘンの外で姿を見せないのも惜しいところです。ランバートほど不機嫌で陰気ではない彼と、ゲラルトが一緒に怪物退治へ出かけるクエストがあれば、面白い物語になったでしょう。サキュバスには気をつける必要がありそうです。エスケルは角のある女性が好みなのです。

3位:レソ

殺し屋の存在感をもっと見たかった

The Witcher 2を遊んでから『The Witcher 3』を始めた人なら、レソがどこへ行ったのか気になったかもしれません。それも当然です。

レソは前作で大きな役割を担い、王を暗殺してゲラルトに罪を着せました。ところが今作では、重要人物だったにもかかわらず、短いサイドクエストに登場するだけです。

納屋でレソを見つけた後、賞金稼ぎたちに彼が死んだと思わせて追跡をかわし、ケィア・モルヘンへ招くことができます。ワイルドハントとの戦いにも加勢しますが、物語全体への影響は大きくありません。好き嫌いは分かれるとしても、動きのある興味深い人物だけに、もっと注目される場面がほしかったところです。

2位:プリシラ

物語に歌声を添える吟遊詩人

怪物退治や探偵のような捜査も魅力ですが、ノヴィグラド編の舞台芸術や音楽に惹かれたという筆者。そこで存在感を放つのが、吟遊詩人のプリシラです。

彼女が歌う「狼の嵐」を聴くと、作品全体に込められた仕事の細やかさが伝わります。暗い世界の中でプリシラは輝き、歌を通じて真実を紡ぎ、頑ななウィッチャーであるゲラルトの心にも触れます。

しかし、彼女は悲劇に見舞われた後、物語から姿を消します。回復して歌声を取り戻したと後に聞かされるものの、実際に舞台へ戻る姿は描かれません。ゲラルトとシリを歌にしたり、再び芝居に出演したりする場面を見たかったところです。

1位:エレディン

もっと複雑な動機がほしかった

『The Witcher 3』の大ボスであるエレディンは、強い動機を持ち、メインクエストでの選択をプレイヤーに考えさせる悪役になれた可能性があります。難しい選択と、その結果が後の物語に響くことは、ウィッチャーシリーズの魅力の1つです。

ところがエレディンは、どこかありふれた悪役に見えます。シリを利用して異世界への門を開き、殺戮と征服を続けようとするだけです。倒すべき敵がいることは大切ですが、もっと多面的な人物として描く余地はありました。

悪人であっても、考えの一端を理解できる人物はいます。しかしエレディンには、そうした面がほとんどありません。配下のほうが首領より魅力的に見えるほどで、筆者は彼にこそ、さらに掘り下げが必要だったと考えています。