『The Witcher』次回小説、ゲラルト中心で2027年完成を目標
『The Witcher』の生みの親であるアンドレイ・サプコフスキ氏が、ゲラルトの新たな物語となる次回小説の執筆を進めており、2027年の完成を目標にしていることを明らかにしました。物語の詳細は伏せられていますが、少なくともイェネファーら別の人物を主人公にする作品ではなく、今回もリヴィアのゲラルトに焦点を当てるとのことです。
次回作はゲラルトの物語に
サプコフスキ氏はポーランドのトルンで開催されたCoperniconのステージイベントに登壇し、次の本についてすでに構想をまとめ、執筆に取りかかっていると説明しました。ファンから「ヴェンガーバーグのイェネファーなど、別の登場人物を中心にした小説を書く可能性はあるか」と尋ねられた際には、その案を否定し、次回作でもゲラルトを描くことを認めています。
ただし、今回の小説が明確に前日譚になるのかどうかは、まだ正式には確認されていません。直近の前日譚小説Crossroads of Ravensでは18歳のゲラルトが描かれており、同作に続いて彼の若き日を掘り下げる作品になる可能性が注目されています。サプコフスキ氏は別のインタビューで、ゲラルトの形成期をさらに描く余地について問われ、「余地があるか? 限界は空だ」と答えており、過去の物語を広げることには前向きな姿勢を示しています。
短編小説への復帰も検討
サプコフスキ氏は、長編だけでなく短編小説を再び執筆する可能性についても言及しました。短編集The Last Wishによって始まった本作の小説群ですが、氏は短編について「優れた短編を作るのは簡単ではない。長編を書くよりも難しい」と説明しています。
氏によれば、8,000語未満の限られた分量で、物語を起点から終点まで論理的かつ自然に導くのは難しく、成功すれば作家としての力量の証明になるとのことです。そのうえで、今後さらに短編を書くことを検討していると明かしました。次回の長編小説と短編の計画がどのように進むのかは、現時点では明らかになっていません。
完成後の刊行時期と関連展開
目標どおり2027年末までに完成した場合、ポーランド語版は2027年末から2028年にかけて店頭に並ぶ可能性があり、英訳版はその後の2028年末から2029年ごろになると記事では見込まれています。これはあくまで現時点の予測で、出版社による刊行予定は示されていません。実現すれば、Crossroads of Ravensから次回作までの期間は約4年となり、1999年のThe Lady of the Lake以降ではサプコフスキ氏にとって最も短い執筆ペースになるとされています。
同氏は今後の映像・舞台などの展開についても「提案を受け入れる用意がある」と話し、すでにミュージカルが2本存在することを冗談めかして指摘しました。また、関連コンテンツとして、2026年から2027年にかけては複数のキャストが参加するオーディオドラマ形式の作品が順次展開されます。最初にCrossroads of Ravensが登場し、その後にThe Last WishとSword of Destinyが11月に続く予定です。