『ウィッチャー』作者、今後の展開は型破りな提案にも前向き
小説からゲーム、実写ドラマ、アニメ、コミックまで広がってきた『ウィッチャー』について、原作者Andrzej Sapkowski氏が、今後の新たな展開を形式に縛らず受け入れる姿勢を示しました。ミュージカルを含む舞台作品の可能性についても、すでに実例があるとしたうえで「型破りなものも含め、提案には開かれています」と語っています。原作だけでなく、ゲームや映像、音声作品へ広がるシリーズの展開が、さらに予想外の方向へ進む可能性をうかがわせる発言です。
舞台化やミュージカルにも制限を設けず
Sapkowski氏は、英語翻訳者のDavid French氏とともに行われたインタビューで、Game of Thronesのような大規模な舞台作品を見てみたいかと尋ねられました。これに対して同氏は、ミュージカルも舞台作品に含まれるのかと問い返し、実際にはすでに2つのミュージカルが存在すると説明しています。
Geralt of Riviaの物語は、これまでにも小説の枠を越え、人気ゲームやNetflixの実写シリーズ、アニメ映画、コミックなどへ展開されてきました。Sapkowski氏は新しい形式を具体的に指定したわけではありませんが、次にどのような媒体が選ばれるべきかについて、従来型の映像化やゲームに限定する考えはないようです。
ゲームと映像では複数の企画が進行
ゲーム関連では、CD Projekt RedのThe Witcher 3: Remasteredが9月29日に登場する予定です。さらに、新たな拡張コンテンツSongs of the Pastは2027年に計画されており、The Witcher 4は2028年の発売を目標にしています。後者では、GeraltではなくCiriが主人公を務める予定です。
Netflixの実写シリーズは第5シーズンへ進み、これが最終シーズンになる見込みです。公開時期は2027年とされており、延期されたとみられています。小説をもとにした企画では、Sapkowski氏の作品をフルキャストの音声ドラマとして再構成するシリーズも、2026年から2027年にかけて展開されます。最初にCrossroads of Ravensを扱い、その後The Last Wish、Sword of Destinyへ続く予定です。
作者は次の長編小説を執筆中
Sapkowski氏自身もシリーズの制作を止めておらず、現在は次のウィッチャー小説を執筆しています。完成時期の目標は2027年です。また、Geraltを多くの読者に紹介した初期の形式である短編小説へ、将来的に戻ることも検討していると明かしています。
さらに、Geraltの若い頃にはまだ掘り下げられる余地があるとも示唆しました。若きGeraltを次の長編で描くのかは明らかになっていませんが、その時期の物語を追加できる余地があるか尋ねられた際には、「余地? 可能性に限界はありません」と答えています。新作小説の内容や今後の舞台化が具体化したわけではないものの、作者はシリーズの過去と未来の双方に物語を広げられると考えているようです。