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『Fire Emblem: Fortune’s Weave』、100万人を犠牲にする皇帝が戦争編の悪役として登場

2026年09月29日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『Fire Emblem: Fortune’s Weave』、100万人を犠牲にする皇帝が戦争編の悪役として登場

※第2幕のネタバレを含みます。

『Fire Emblem: Fortune’s Weave』の第2幕「戦争編」では、物語を裏で操る悪役という定番の展開が、すさまじく残虐な皇帝の登場によって強烈な印象を残します。第1幕の贈り物や交流を楽しむ展開から一転、物語は一気に戦争へ。定番の筋書きも、うまく描けばこれほど痛快になると感じさせます。

500年の眠りから目覚めた皇帝

第2幕を始めるには「争乱のオベリスク」に触れます。多くのプレイヤーは第1幕の4ルートのうち少なくとも1つを終えてから進みますが、序章の直後に始めることも可能です。物語は「英雄の祭典」から数カ月後、ラクシャが父であるダグダ皇帝を500年の眠りからよみがえらせたところから動き出します。

木の仮面の下に隠れていた、緑髪の策略家ラクシャ。その父ダグダは、公正な統治者を装うことすらしません。復活してすぐ、息子のソレルを殺害し、大陸南部のサラミスに「殲滅戦争」を宣言します。サラミスは、本作に登場する有色人種の多くが暮らす地域です。さらに、ダグシオンで愛されている闘技場を壊し、「大釜」に建て替えるよう命じます。

かつて活気にあふれていた首都は、帝国軍が市民を殴り、食料や金を奪って皇帝に差し出す場所へと変わります。ダグダの過激な政策に反発した同盟国の一部は離反し、サラミス側のテオドラ軍に加わります。抵抗軍に何度か敗れたダグダは、ダグシオンの市民100万人を全員、大釜に投げ込むという手段に出ます。作中では描かれませんが、その過程で市民の肉体と魂は「フラマ」と呼ばれる泥状のものに変えられます。ダグダはそれを器ですくって飲み、力を取り戻します。機嫌が悪いときにも飲むようですが、彼はいつも機嫌が悪いのです。

残虐な皇帝との決戦

ダグダには、現代のある政治家を思わせるところがあります。あからさまな人種差別、気まぐれな開戦、際限のない強欲と自己中心的な振る舞い、策略をめぐらせる一方で無能な子どもたち、底なしの残酷さ、そして殴りたくなる顔。誰のことかは、あえて言わないでおきます。

とはいえ、ダグダの没落は台頭と同じくらい突然です。100万人の魂を飲み込んだ彼は巨大な竜へと変身し、ダグシオン最高峰で主人公たちを待ち受けます。攻撃が通じないダグダですが、そこへエシュメルが突然現れ、股間を蹴り上げます。盾が壊れた隙に仲間たちは攻撃を浴びせ、ついに皇帝を倒します。実に痛快な決着ですが、その後には別の悪が台頭し、こちらはあまり喜ばしい展開ではありません。

第1幕の複数ルートを遊ぶ場合、物語全体の中でダグダが登場する期間はさほど長くありません。それでも、彼は徹底して鮮烈な悪役です。この章の戦闘はそれまでより長く、難度も高くなっており、苦戦の末に勝ち取る勝利には格別の満足感があります。最終的な黒幕ではないとしても、魂をすすり飲む老皇帝は、強く記憶に残る存在です。