『The Elder Scrolls』の奇妙な設定8選、世界は8本の塔に支えられています
2026年10月04日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
Skyrimを普通に遊んでいるだけでは気づきにくいものの、『The Elder Scrolls』の世界には複雑で風変わりな設定が数多くあります。種族ごとに異なる創世神話や神々の解釈があり、ゲーム内書籍やThe Elder Scrolls Online、とりわけヴィヴェクの説教集や「36の教訓」には、人物が自分をゲームの登場人物だと認識する話、世界を支える塔、月を霊的存在の亡骸とみなす考え方などが描かれています。ここでは、その奇妙な設定を8つ紹介します。
『The Elder Scrolls』の奇妙な設定8選
8. ドラゴンブレイク
ひとつの時に複数の出来事が起きる
ドラゴンブレイクは、シリーズの設定に矛盾があるように見える理由のひとつです。時間の流れが分岐して非線形になり、互いに両立しない出来事が同時に起こり得ます。代表例のひとつが、Daggerfallの物語で発生した「西方の歪み」です。
ドラゴンブレイクはまれな現象で、塔の破壊のように現実を揺るがす大災害をきっかけに起こることがあります。これによって、矛盾する複数の出来事がいずれも正史として成り立ちます。
7. マッサーとセクンダ
タムリエルに浮かぶ2つの月
タムリエルにはマッサーとセクンダという2つの月があります。その起源については文化ごとに異なる伝承があり、複数の説が同時に正しく、また正しくない可能性もあります。
Mundusは宇宙に浮かぶ惑星というより、ひとつの存在領域として捉えるほうが理解しやすい場所です。太陽は、Mundusから逃れたマグナスが残した穴で、星々も同じように生じた小さな穴だとされます。マッサーとセクンダも岩やガスの塊ではなく、天上の存在の亡骸であり、人々には本来の姿を理解できないため、月として認識されている可能性があります。
6. カジートと月
月糖だけではない深いつながり
タムリエルの文化には月にまつわる物語がありますが、カジートはとりわけ月と深く結びついています。カジートが月糖を好むことはよく知られています。エルスウェーアでは月糖を使い、月との精神的なつながりを得るとされますが、月はカジートの生活のあらゆる面に関わっています。
カジートの姿は、生まれたときの月の満ち欠けによって決まり、その形態は最大20種類に及びます。Skyrimで見られる猫人間の姿から、普通の飼い猫そっくりの姿までさまざまです。カジートは分類上、エルフにあたる種族です。月の満ち欠けとその姿が密接に結びついている点は、興味深い設定です。
5. ヴィヴェク
戦士にして詩人
ヴィヴェクは、『The Elder Scrolls』の奇妙な設定を語るうえで欠かせない人物です。モロウウィンドのトリビュナルを構成する3人のひとりで、アルマレクシア、ソーサ・シルとともに、数千年にわたって神として君臨しました。3人はレッドマウンテンにあるロルカーンの心臓の力で神性を得ましたが、その前に友人であり盟友でもあったネレヴァルを裏切り、殺害した可能性があります。
アルマレクシアやソーサ・シルも風変わりな人物ですが、ヴィヴェクは膨大な著作と、ゲームキャラクターとして世界の仕組みを問い直す姿勢で際立っています。「戦士詩人」と呼ばれ、自身の生涯や哲学について多くを書き残しました。また、自分が誰かの想像の産物だと気づき、『The Elder Scrolls』の世界を形作る車輪の存在を悟る考え方、CHIMを生み出した人物でもあります。
4. ロルカーン
死後も世界に影響を与える神
ロルカーンは策略家の神で、エイドラたちをだまして命を捧げさせ、世界を創造したとされます。エイドラたちは計画に気づくとロルカーンを殺し、その場を去りました。ロルカーンの体はタムリエルにばらばらになって落ちましたが、その霊は時折戻り、人間を助けるなどして歴史に影響を与えてきました。
ノルドからはショールと呼ばれ、人間を支援したことやウルファースとの関わりから、Skyrimではエルフの種族よりも好意的に見られています。レッドマウンテンにあるロルカーンの心臓は、トリビュナルの台頭、ドゥーマーの失踪、レッドマウンテンの噴火など、数々の問題を引き起こしました。また、ロルカーンはタムリエルの歴史上、よく知られた人物たちの姿を借りて何度も現れたとされ、OblivionやSkyrimでもたびたび言及されています。
3. シシス
創世神話にも終末の物語にも登場
シシスは闇の一党が信仰する邪悪な神として描かれますが、その役割はそれだけではありません。ロルカーンを生み出し、ロルカーンがMundusを創造するきっかけとなった存在であり、生命の源ともされています。そのため創世神話に登場する一方、混沌と虚無の源として世界の終わりにまつわる物語にも関わっています。
シシスはパドメイ、あるいはプシージーと同一視されることもあり、プシージック・オーダーの名にも関係しています。パドメイは、秩序と安定を象徴するアヌに関わる霊だと考えられています。混沌を本質とするシシスとは正反対の存在です。この構図はシェオゴラスとジャガラグの物語にも似ており、両者に何らかのつながりがある可能性もあります。シシスは虚無を司る邪神という説明だけでは収まらない、複雑で興味深い存在です。
2. シェザリン
ロルカーンの霊が人の姿で現れる
神を殺すには相当なことが必要なようです。Mundusにはロルカーンの遺骸が散らばっていますが、その霊は今も活動しています。人間が大きな危機に直面すると、ロルカーンはシェザリンと呼ばれる定命の者の姿で現れるとされます。
シェザリンとして知られる人物には、モロウウィンドでキメルに立ち向かったノルドを率い、2度死んだウルファースや、聖アレッシアのアカヴィリ人奴隷反乱を助けたペリナル・ホワイトストレークがいます。Knights of the Nineでも知られるペリナルは、とりわけ常軌を逸した人物でした。大義のために戦った一方、殺戮の怒りに駆られて周囲の人々を皆殺しにすることもありました。「ペリナルの歌」には、彼がサイボーグだったことを示す記述もあります。
ペリナルは、アレッシアが介入を求めてカインに祈った後に現れたとされます。カインはショールの妻であり、ショールはロルカーンの別名でもあるため、ここにもつながりが見られます。
1. 塔
世界を支える構造物
Mundusやタムリエルはひとつの平面というより、車輪の中心に位置し、スポークが周囲の領域を支えながらMundusを強化していると考えるほうが正確です。スポークの間にはOblivionのデイドラ領域が広がり、スポークにあたるものは物理的な塔として存在します。神々に対応する塔は8本あり、それぞれCyrodiilのWhite-Gold Tower、Summerset IslesのAdamantine TowerとCrystal-Like Law、MorrowindのRed Tower(Red Mountain)、SkyrimのSnow Throat(High Hrothgar)、Valenwoodの樹木Green-Sap、HammerfellのOrichaic、そしてWalk-Brass(Nimidium)です。
塔が破壊されると、ドラゴンブレイクを含む大災害が起こります。西方の歪みでは、Nimidiumが消失したことがそのきっかけとなりました。