トロイ・ベイカー、『The Last of Us Part II』の最後の会話は当初、物語の冒頭に置かれる予定だったと明かす
2026年10月08日 | #その他 | GamesRadar+
『The Last of Us Part II』でジョエルとエリーが交わす最後の会話は、当初、悲劇が起きる直前に描く予定だったといいます。ジョエル役のトロイ・ベイカーが場面の制作を振り返り、最終的にゲームの最後へ移された経緯を明かしました。以下、物語の結末に触れます。
ジョエルとエリーの関係を映す最後の会話
この会話は、ジョエルがアビーに殺される前の出来事です。ジョエルとエリーは、前作でジョエルが人類を救うワクチンの開発につながる可能性を断ち、エリーを犠牲にしようとした科学者たちから救い出したことをめぐって、壊れた関係を修復しようとします。
エリーは「あなたを許せるか分からない。でも、許せるよう努力したい」と告げ、ジョエルは「そうしてくれたらうれしい」と応じます。和解はまだ途上にあり、2人が関係を取り戻そうとしていることを感じさせる一方、ジョエルの死によって、その先の時間は奪われてしまいます。
抱擁を描かず、未解決のまま残す
ベイカーによると、この場面の収録には丸1日かかりました。当初の脚本ではエリーがジョエルを抱きしめる予定でしたが、エリー役のアシュリー・ジョンソンは「まだそこまでの気持ちではない」と考え、抱擁を演じられないと伝えたそうです。
ベイカーは、抱擁を入れず緊張感を残し、関係を未解決のままにした方がよかったと振り返っています。また、この会話は当初、一連の悲劇が起きる直前に流れる予定でした。ゲームの最後に置かれると知ったのは、収録後だったといいます。
結末に加わるもう1つの痛み
記事の筆者は、本作の結末を、苦さを残しながらも登場人物と物語にふさわしいものと評価しています。最後の会話が加わることで、エリーの復讐には、ジョエルを殺された怒りに加えて、彼に愛情を伝える機会まで奪われた痛みが重なる、という見方です。恨みを手放すことが望ましくても、深く愛した人との別れを簡単には割り切れないという感情が、この場面によって強く伝わるとしています。