『Arc Raiders』大型更新でSteam同時接続数が7カ月ぶりの高水準に
『Arc Raiders』の大型アップデート「Frozen Trail」(2.0)が10月8日にPC、PS5、Xbox Series X|S向けに配信され、新マップや新装備などが追加されました。無料プレイ期間も始まり、Steamの同時接続数は記事掲載時点で166,670人に到達。7カ月ぶりの高水準となっています。
無料プレイ期間と大型更新でプレイヤーが復帰
『Arc Raiders』はSteamで同時接続数が約50万人に達した後、7月以降はPCで35,000人を超えることが難しい状況が続いていました。9月には約10,000人まで落ち込んでいましたが、今回の更新で大きく伸びました。開発元のEmbark Studiosが更新ペースを落とし、賛否の分かれるExpeditionの名声システムを見直すと表明していたこともあり、プレイヤーの多くはゲームから離れていました。
10月8日から12日までは無料プレイ期間が設けられています。記事掲載時点では、全プラットフォームで50%オフの販売も行われていました。今回の伸びが定着し、ゲームに再び勢いをもたらすかはまだ分かりませんが、同時接続数がこの水準に達するのは4月上旬以来です。
復帰したプレイヤーからは、更新内容を歓迎する声が上がっています。更新が年2回になると聞いて不満を感じて離れたというプレイヤーは、「開発陣は何をしているのか分かっていない、判断を誤ったと思っていました。自分の見方が間違っていたと認めたいです。今後がとても楽しみです」と投稿しました。別のプレイヤーは、1時間遊んでも新マップの15%も探索できないほど見どころが多かったと評価しています。
雪山の新マップと移動用装備を追加
更新の目玉は、Rust Beltの外に広がる雪山の地域「Pendola Pass」です。新たな建物や探索場所が加わったほか、このマップ限定で、探索エリアの戦利品の価値がレイドごとに変動する「Dynamic Loot Zone」の試験も始まりました。エリアの戦利品の種類は変わらず、たとえば住宅地は毎回住宅地の戦利品が出ますが、価値はレイドごとに異なります。新たなマップ条件として「Frigate」と「Redirection」も登場します。
敵にはBully、Skulker、Hydraが加わり、新武器はBantamとStilettoです。敵を物体につなぎ止めるTether Launcherや、崖や飛行中のARCにも取り付けられるGrappling Hookなど、新たな装備も登場しました。Grappling Hookでマップを振り子のように移動できることから、プレイヤーの間ではSpider-Manのようだという声も上がっています。カメラやYank Grenade、Mountaineer's Detectorなどのアイテムも追加されました。
新たな拠点「Outpost」はプロジェクトを完了すると開放され、モジュールで拡張できます。家具の設計図を入手して拠点を飾れるほか、開放後は研究施設も利用可能です。クエストは22件追加され、スタッシュの最大容量はExpedition報酬などを除いて328枠に増えました。
スキルツリーと報酬の仕組みを刷新
スキルツリーは構成が見直され、新スキルも加わりました。各ブランチの中ほどでは2つのスキルから1つを選び、ブランチの終盤では必要なスキルポイントを使ったうえで、3つのスキルから最大2つを選べます。選び直すにはスキルツリーのリセットが必要です。
進行システムは、従来のRaider Decksから新しい「Reward Pass」に移行しました。通貨のCredは廃止され、選択中のパスに自動で加算されるReward Pointsに置き換わっています。新パス「Frozen Trail Pass」には無料とプレミアムの2トラックがあり、各60段階です。以前のRaider Decksは「Legacy Pass」に移され、獲得済みの報酬も引き継がれます。進行できるパスは一度に1つで、ポイントは選択中のパスに加算されます。
マッチメイキングや戦闘も調整
「Solo vs. Squads」はマッチメイキングの選択肢から削除されました。開発元は、この設定を使う十分な動機がないとして、今後の役割を見直すとしています。また、爆発武器は装甲板に対して50%以上ダメージが増える一方、弱点などの装甲の薄い部位には約30%少ないダメージを与えるよう調整されました。開発元は、重装甲の敵への効果を高め、爆発ダメージをより一貫させる狙いを説明しています。
移動用装備の役割を分けるため、Snap Hookの射程は20メートルから18メートルに短縮され、1回あたりの耐久消費は2%から4%に、電力消費は50から60に増えました。開発元は、短時間で距離を詰める装備としての特徴を明確にするための変更だとしています。このほか、マップ選択画面の改修やパフォーマンスの最適化、多数の不具合修正も行われました。重複アイテムを大量に保管しているアカウントへの対処と、複製されたアイテムの削除も進めています。
Embark Studiosは今後、プレイヤーから要望が寄せられている専用PvEモードのテストを予定しています。今回の更新で復帰したプレイヤーをつなぎ留められるかは、今後の更新と運営にかかっています。