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Polygon、2026年はシューター豊作の年と評価 『Gears of War: E-Day』やインディー作品が牽引

2026年10月17日 | #その他 | Polygon

Polygon、2026年はシューター豊作の年と評価 『Gears of War: E-Day』やインディー作品が牽引

米メディアPolygonは、2026年10月時点で振り返ると、今年はシューターというジャンルにとって画期的な年になったとする記事を公開しました。年初にはジャンルへの不安が広がっていたものの、大作からインディーまで多くのシューターが登場し、新しい風を吹き込んだと評価しています。ただし、記事ではレイオフの影響を受けた作品があることにも触れています。

年初の不安と、その後の流れ

記事によると、1月の時点では2026年はシューターファンにとって厳しい年になりそうな雰囲気があったとのことです。『Highguard』が発売直後にサービスを終了したことでジャンルへの不安が広がり、『Marathon』の発売前に向けられた厳しい目もその不透明感を強めました。ライブサービス型のシューターが時代遅れになりつつあるのではないかと考える人もいたといいます。

しかし筆者は、そうした「シューター衰退」の見方は大げさだったと述べています。売上には波があるものの、大作とインディーの双方から多くのシューターが生まれ、新しい血を必要としていたジャンルが活気づいたという見方です。

大手パブリッシャーの注目作

筆者は、事業面では厳しい1年だったXboxが、ジャンルを牽引した存在の1つだと指摘しています。中でも『Gears of War: E-Day』は、発売以来、批評家にもプレイヤーにも好評だとされています。カバーシューターの全盛期を思わせる完成度の高い作品で、世界観を掘り下げる前日譚のキャンペーンに激しい残虐描写が詰め込まれていると紹介されています。『Call of Duty: Modern Warfare 4』も同様に栄光への復帰を目指す位置づけで、Xboxは今年、2本の巨大タイトルを抱える可能性があると筆者は見ています。

PlayStation側では、Housemarqueの『Saros』が『Returnal』に続くローグライクアクションとして高い評価を受けました。一方の『Marathon』は、発売以来、大規模なプレイヤー基盤の確保に苦戦しているエクストラクションシューターです。開発元のBungieは現在、ゲームの立て直しを進めています。それでも、満足感のあるアクション、洗練されたアートディレクション、優れた世界観づくりを評価する熱心な支持者を獲得したとされています。

任天堂も、意外にもこの話題に加わっています。『Splatoon Raiders』は、インクシューターシリーズのマルチプレイの楽しさを、ルートシューターとして巧みに作り替えた作品だと紹介されています。Switch 2のユーザーの間で大きなヒットとなり、Metacriticのユーザーレビューでは2026年の作品の中で3番目に高い評価を得ているとのことです。

ほかの大手では、カプコンの『Pragmata』が挙げられています。ハッキングを取り入れたシューターで、革新が難しいジャンルに独自のひねりを加え、プレイヤーも楽しんで受け入れたと筆者は評価しています。

インディーとライブサービス作品の躍進

インディー作品もこの1年で存在感を高めたといいます。現在の筆頭として挙げられているのが『Wardogs』です。レビューの評価は割れているものの、Steamでは発売以来大きなヒットになっています。『Battlefield 3』などで育った層の需要に非常によく応えているのが理由だと筆者は分析しています。

ライブサービス型でも、『Highguard』と『Marathon』の苦戦とは別に、前向きな兆しがあったとされます。『Overwatch』は大型アップデートが相次ぎ、Blizzardの10年選手のタイトルが再び勢いを取り戻しました。Embark Studiosも、『Arc Raiders』の「Frozen Trail」アップデートの成功で勢いを保っています。

インディーの例はほかにも挙がっています。『Mouse: P.I. for Hire』は、ブーマーシューターをコミカルなカートゥーン調にアレンジして支持を集めました。『Sprawl Zero』はPS2世代のシューターへの、テンポの良いオマージュだと紹介されています。『Don't Stop, Girlypop!』はDoomを鮮やかなピンクで遊び心たっぷりに仕立てた作品とされています。筆者はまた、『High on Life 2』を過小評価されている作品として擁護し、『Ratchet & Clank』のようなエネルギーがあると述べています。今週には『Warhammer 40,000: Boltgun 2』も加わり、ウォーハンマーファン向けにレトロなアクションを届けたとのことです。

レイオフが落とした影

筆者は、すべてが明るい話題ではないとも述べています。Xboxでは、『Halo: Campaign Evolved』と『Doom: The Dark Ages』のDLC「Revelations」が、担当チームを襲ったレイオフの影響で水を差されたと記しています。それでもHalo StudiosとId Softwareは、大規模な組織再編のさなかに、それぞれのシリーズで好評を得る作品を届けたとして称賛に値すると評価しています。

インディーも厳しい業界事情と無縁ではありませんでした。『Luna Abyss』は絶賛を受けて発売されましたが、その数週間後にパブリッシャーのKwaleeが開発チーム全員をレイオフしました。筆者は「残念という言葉では足りない」とし、不穏な雰囲気と小気味よい戦闘から、この作品が今も自身にとって2026年のベストシューターかもしれないと述べています。

筆者が訴えること

2026年が最終的にどう記憶されるかはまだ分からないと、筆者は述べています。『Grand Theft Auto 6』が年の終わりに状況を一変させ、世代を代表するヒットが数々の大量レイオフの話を覆い隠すだろうという見通しも示しています。そのうえで、ゲームを作る人々を大切にできていない業界の全体像から目をそらすことはできないとしています。

それでも筆者は、厳しい状況の中で開発者たちが成し遂げたことを祝う余地を残したいと呼びかけています。2026年のシューターの広い成功は、ゲーム業界のあらゆる層でいまも革新が起きていることを示しており、業界はその才能をつなぎ留めるためにあらゆる努力をするべきだというのが筆者の主張です。