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『Wo Long 2: Wings of Ember』プレビュー、オープンフィールド化した戦場と調整された防御システムで2027年3月4日の発売に挑む

2026年10月23日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

『Wo Long 2: Wings of Ember』プレビュー、オープンフィールド化した戦場と調整された防御システムで2027年3月4日の発売に挑む

『Wo Long 2: Wings of Ember』の最新プレビュー版をプレイした内容をお届けします。前作『Wo Long: Fallen Dynasty』を拡張し、さらに改善するという難しい役目を担う本作は、前回の公開デモに寄せられたフィードバックを受けて調整が加えられています。戦闘の手応えは前作同様に良好な一方、映像面と動作面にはまだ課題が残っているとのことです。

前作の魅力と、今回のプレビュー版

『Wo Long: Fallen Dynasty』は2023年に発売され、思わぬヒットとなりました。三国志の時代を舞台に、超常的な敵も登場する非常に難度の高いソウルライクです。Elden Ringの発売から1年後というタイミングでしたが、パリィを軸にした戦闘と、より直線的なステージ構成による、FromSoftware作品よりも洗練された遊び心地が支持を集めました。

発売日は2027年3月4日に迫っています。今回の2度目のプレビューでは、前回のデモへの反応を踏まえて開発チームが改善を進めた版がプレイできました。

Nioh 3を思わせるオープンフィールド型のステージ

今回の舞台は「赤壁」と呼ばれるステージです。ただし本作は、Nioh 3と同じように、複数のルートを探索でき、チェックポイントで進行が楽になる広大なオープンフィールド型のステージ設計へ移行しています。ひとつの巨大なオープンワールドではなく、大規模なフィールド型ステージが複数用意される形です。

どちらもTeam Ninjaの作品とあって、Nioh 3との共通点は多くあります。デモを始めて丘の上に登ると、遠くに巨大な赤い結晶状の建造物が見えてきますが、この場面はNioh 3の印象的な導入カットとよく似ています。壁を蹴って高所へ向かう動きや、足場から足場へ跳び移る移動も、Nioh 3を思わせるものです。もともとはTeam Ninjaの『Ninja Gaiden』に由来する要素ですが、筆者にはNioh 3から直接持ち込まれたように感じられたとのことです。

筆者は、こうした類似を否定的には捉えていません。Nioh 3は2026年の最高傑作の1本であり、似た世界観とステージの大型化によって比較は避けられないものの、両続編が似た方向に進化したことは理解しやすいと述べています。

特に改善されたと感じられたのが、舞台の躍動感です。赤壁の序盤では港の防衛が課題となり、水上の敵船から弓兵が攻撃してきます。先へ進むには、バリスタを船から船へ撃ち込んで綱渡り状の橋を作り、矢を弾きながら船の間を渡っていきます。爆発的な演出に満ちた場面で、プレビューの幕開けにふさわしかったと筆者は評価しています。

新武器「双輪」と拡張された戦闘システム

今回の大きな追加要素が、専用のスキルツリーを持つ新武器種の双輪(Dual Chakrams)です。攻撃寄りの武器で、主人公の移動速度と機動力が上がります。ブーメランのように投げつける遠距離攻撃も可能です。

防御の中心は、本作で「Deflect」と呼ばれるパリィです。通常のガードでもダメージを減らせますが、ちょうど良いタイミングでDeflectを決めるとダメージが抑えられ、敵のスタミナ表示にあたる「Spirit」ゲージも削れます。Spiritが0になった敵には致命の一撃を与えられ、大ダメージを与えられます。

新たに「Insight Skills」という能力群も加わりました。「Insight Deflect」は、適切なタイミングで即座に反撃できるうえ、弱い敵を遠くへ吹き飛ばします。「Insight Jump」は、プレイヤーを敵の背後に回り込ませ、背面攻撃を狙いやすくします。

ただし、筆者が今回のプレビューで主に使ったのは通常のDeflectでした。タイミングがとてもシビアで、ボタン操作を増やす余裕がなかったためです。久しぶりに『Wo Long』の操作に慣れ直す意味合いもあり、機会があればこれらの新要素をもっと試したかったとのことです。

また、木・火・土・金・水の五徳に結び付いた「Wizardry Spells」も使えます。使用するとSpiritゲージを消費しますが、武器に氷の魔力を付与したり、遠くの敵を雷で攻撃したりと強力な効果を発揮します。筆者はこちらのほうが役に立ったと感じており、特に超常的な敵に対して戦術の幅が大きく広がったと述べています。

拠点制圧と武将の登用、Divine Beast

前作の旗を立てて敵の領土を奪う要素は、オープンフィールドに合わせて拡張されて戻ってきました。ボスを含むすべての敵は、ステージに入った時点で決まったレベルを持っています。探索して拠点を制圧すると敵全体のレベルが下がるため、マップを攻略する実利があります。

敵の武将を捕らえて仲間にする仕組みもあります。武将は通常の味方と並んで戦えるほか、拠点に派遣して、その地域の五行の属性のひとつを強化できます。武将には「タグ」と呼ばれる特別な長所を持つ者もおり、マップ上で隣り合わせに配置するとボーナスが得られます。筆者はこのシステムを試せなかったものの、Nioh 3の停滞した探索要素から明らかに進歩しているように見えると述べています。

さらに、中国神話に登場する強力な霊獣「Divine Beast」も登場します。戦闘中に専用ゲージが溜まり、満タンになるとDivine Beastと融合できます。攻撃力が大きく上がり、体力はゲージと結び付いて、ダメージはプレイヤーのアバターではなくゲージが受けます。敵に囲まれたときにもう一度チャンスを得られるほか、ボス戦の最終段階では映画的な強化演出にもなります。

前回のデモからの変更点

開発陣は、フィードバックを受けてパフォーマンスとバランスの調整に力を入れてきたと強調していました。前回のプレビューでは不具合、テクスチャの欠落、ポップインが多く、長いロード時間も批判されていました。

現状で最も目立つ問題はアニメーションの欠落です。特に、拠点を敵から守る場面では、体力が0になった敵が、そのままステージの別の場所に再び現れました。港の戦いでも、破城槌を別の船へ落として橋にする場面が未完成に見えたとのことです。

パフォーマンスの問題とは言えないものの、点滅する演出を抑える設定があれば望ましいという指摘もあります。多くの敵がどこかで赤やオレンジに光るうえ、ステージ自体も赤みを帯びた配色のため、全員が光り輝いて、まるでレイブ会場のようになり、状況を把握しにくくなるからです。

ゲーム面では、Deflectの受付時間が前より広く取られました。空中の敵も増え、ジャンプ攻撃の追尾性能が向上したため、近接武器でも当てやすくなっています。

現時点でゲームプレイは堅実で、戦闘は前作と同じように流れるようで手応えがあります。むしろ映像面とパフォーマンスに改善が必要で、2027年3月4日という発売日に間に合わせるには、開発陣の大きな努力が求められそうです。

手応えのある2体のボス

今回のプレビューには2体のボスが登場しました。1体目はデモのクリアに必須のボスで、2体目は火山の中に隠されたボスです。

1体目のWuguは、巨大な昆虫の部位と半裸の女性が合わさった奇妙な姿で、1990年代のFinal Fantasyのボスを思わせます。海の底から這い出てきたような見た目ですが、戦いは決して楽ではなく、筆者は最後のセーブ地点から何度も出直す羽目になりました。Wuguは、棍棒のような近接攻撃、四肢による長い鞭攻撃、はさみで突く突進攻撃のほか、地中に潜ってから跳び上がる動きや酸の塊を吐く攻撃もあり、あらゆる方向から攻めてきます。それぞれの攻撃には回避、Deflect、ガードのいずれかの対処法が用意されており、短時間で使いこなす必要があります。

ここで、手強いボスと戦うときの中毒性のある高揚感を久々に味わえたそうです。ボスはプレイヤーに公平な戦いを挑み、与えられた手段を総動員するよう促してきました。Elden Ring、特にDLCの敵の作りに振り回された後だけに、よく練られたボスと戦えたのは新鮮だったと筆者は述べています。

2体目のTaowuも、PS1時代のFinal Fantasyのボスのような見た目です。剣を持つ奇妙なケンタウロス型で、腹部にもう一つの口があり、かつてのUltima Weaponのデザインを思わせます。Taowuも歯応えがありつつ楽しい戦いでしたが、Wuguほどは苦戦しませんでした。1体目の戦いで腕が上がったおかげで早く倒せたと分かっていたため、それも含めて楽しめたとのことです。

前作を発展させる続編への期待

『Wo Long 2』は、前作の優れたゲームループをさらに磨いています。邪魔にならず、過剰にも感じられない新しい戦闘手段が加わり、広くなったマップは探索に報いるうえ、ボスで詰まったときにほかにやれることも増えます。前作のボス、朱厳で壁に突き当たった人なら、この改善の価値が分かると筆者は述べています。

Team Ninjaのアクション RPGのファンなら、本作に何を期待すべきかは分かるはずです。同スタジオらしいテンポの良い戦闘とルート収集が、古代中国の舞台に組み合わされています。戦いと勢力に満ちた三国志の時代は、この種のゲームの歴史的な背骨として似合っており、オープンフィールド型への移行も良い選択だと評価されています。

一方で、主な課題は依然として技術面です。開発陣が3月までに仕上げられるかは不透明で、過酷なクランチを避けたいならなおさらです。2026年後半ほどではないにせよ、2027年もすでに発売ラッシュの年になりそうです。むしろ延期したほうが望ましいかもしれず、開発陣は時間をかけて完成度を高めるべきだと筆者は述べています。

Nioh 3の大ファンである筆者は、完成版の『Wo Long 2』を遊ぶのが待ちきれないとのことです。戦闘は変わらず手応えがあり、直線的なステージで狭い通路に閉じ込められていた前作最大の問題は、広大なマップを探索できることで解消されるはずだといいます。カレンダーがどれだけ混み合っても、よくできたソウルライクはいくつあっても歓迎だとまとめています。