『Call of Duty: Modern Warfare 4』のマルチプレイ責任者、マッチメイキングは「完璧にできるか分からない」と語る
Infinity Wardのマルチプレイ担当クリエイティブディレクターであるJoe Cecot氏が、IGNの取材に対し、『Call of Duty: Modern Warfare 4』のマッチメイキングについて語りました。同作はスキルを考慮しないオープンマッチメイキングがない状態で発売されており、コミュニティではあらためて議論が起きています。Cecot氏は、試合の質を最優先に考えていると説明しました。
「完璧にできるかは分からない」とCecot氏
Cecot氏はマッチメイキングについて、「完璧にできるかどうかは分かりません」と述べました。同氏によると、スタジオが最も重視しているのは、組まれる試合が良い試合であることです。プレイヤーの体験にも目を向けており、データを見ながら、特定のプレイヤー層や多くのプレイヤーに悪影響が出ていないかを数値で確認できるといいます。
具体的な仕組みについては明かされませんでしたが、同氏は「最終的な目標は、すべての試合を良い試合にすること」だと語っています。
IGNの筆者は、この回答をやや漠然としたものと評しています。スキルベースマッチメイキング(SBMM)が内部でどう動いているかが、あまり明らかにされてこなかったことに沿った答えだとの見方です。
SBMMをめぐる長年の議論
『Call of Duty』のマッチメイキングをめぐる議論は、マルチプレイが始まった頃から続いています。実力の近いプレイヤー同士で試合を組むべきか、スキルを考慮せずに次の試合が予測できないほうがよいのか、という対立です。
SBMMは2007年の『Call of Duty 4: Modern Warfare』から採用されていますが、プレイヤーが影響を強く感じるようになったのは、2019年のリブート作以降にアルゴリズムが厳格化されてからだと筆者は述べています。
筆者によると、SBMMは実力の拮抗した白熱した試合を生むはずで、オンラインシューターには理にかなった仕組みに見えます。一方で、数ラウンド好調だっただけでアルゴリズムが反応し、次の試合でより高いレベルの相手と組まされることがあります。角から顔を出すたびに倒される苦しい試合になりかねず、理屈の上では賢い仕組みでも、実際には試合ごとの落差が大きくなりうると指摘しています。
『Black Ops 7』にあったオープンキューが見当たらない
2025年の『Black Ops 7』では、既定のマッチメイキングはSBMMでしたが、誰とでも同じチームや敵同士になれるオープンマッチメイキングのプレイリストも用意されていました。双方の立場に配慮した仕組みだったといえます。
『Modern Warfare 4』にはこの選択肢がない状態で登場しました。人気モードのタブには永続ロビーのオプションがあるものの、それがオープンマッチメイキングを意味するのかは表示されておらず、プレイヤーの間でも混乱が生じています。筆者は、オープンマッチメイキングが発売時点で存在しない、あるいは少なくとも明確に示されていない点を、やや不可解だと述べています。