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『Modern Warfare 4』キャンペーンレビュー、シリーズ本来の魅力を取り戻した約8時間の力作

2026年10月26日 | #レビュー | Digital Trends Gaming

『Modern Warfare 4』キャンペーンレビュー、シリーズ本来の魅力を取り戻した約8時間の力作

『Modern Warfare 4』のキャンペーンをクリアした筆者の総評は、近年のCall of Dutyとは一線を画し、シリーズの原点に近い作りになっているというものです。MW3から3年をかけた成果が表れており、締め切りに追われて作られた印象はなく、丁寧に作り込まれたキャンペーンに仕上がっています。唯一の不満はPCでの最適化です。なお、原文にスコアの記載はありません。

筆者は2010年に初めて『Black Ops』を遊んで以来のシリーズファンです。当時のキャンペーンは二転三転する展開と衝撃的な結末が印象的だったと振り返り、近年の作品はそれに比べて良くても物足りず、悪ければ完全な期待外れだったと述べています。リブート版のModern Warfareは最初の2作が良かったものの、3作目の後味が悪く、MW4にはあまり期待していなかったとのことです。

過去の名作キャンペーンを思い出させる出来

MW4のキャンペーンには、水増しと感じるミッションが1つもありません。細部や行動のすべてが大きな物語の中で噛み合っており、任務のために倫理観を揺さぶられる場面が印象に残ったそうです。

環境デザインも筆者が特に気に入った部分です。筆者は作中に登場する場所のいくつかを実際に訪れており、特にパリとムンバイはすぐに当時の記憶がよみがえったといいます。あまりに本物に近く、立ち止まって周囲を眺めたこともありました。スクリーンショットが一見すると写真に見えるほどの場面もあり、環境のリアリティは見事だと評価しています。

現実への目配りはテーマにも及びます。現在のニュースを思わせる地政学的な緊張を扱い、近年の一部作品に入り込んでいたSF的な仕掛けは避けられています。スマートフォンに届く速報として似たような話が流れても不思議ではないほど、地に足のついた紛争が描かれています。

おなじみのキャラクターは変わらず頼もしい一方、筆者が驚いたのは韓国人キャラクターの描写でした。Ko Jin-Hyukは人生の大半を他人に決められて過ごしてきた人物で、自分で考えて正しいと信じる道を選び始めてからの葛藤がほぼ全ての行動に表れています。Ri Ju-Youngはさらに良かったそうで、嫌いになる理由を十分に与えてくれる存在であり、それこそがこのキャラクターの役割であり、見事に演じきっていると評価しています。

約8時間に詰め込まれた圧倒的なバリエーション

アクション面も期待を裏切りません。武器は反応が良く正確で、反動には説得力のある重みがあります。被弾するたびに殴られたような衝撃があり、キャラクターが芯から揺さぶられる感覚があるといいます。

シチュエーションも多彩です。待ち伏せを生き延びるミッションがあれば、ニューヨークで敵を追跡し、最後は格闘戦になるミッションもあります。パリではビークルコンバットで駆け抜け、ムンバイでは家屋を制圧し、韓国では塹壕戦を戦います。プレイ時間は約8時間ですが、その中に驚くほどの変化が詰め込まれています。

一つの章を締めくくり、次への試みも見せる

ストーリー全体としては、MW4は本当に「終わり」を感じさせる内容だといいます。具体的な内容には触れていませんが、Modern Warfareサガの最終章のような構成でありつつ、次作に向けてまったく異なる方向性も示しています。結末を踏まえると、Activisionが将来『Call of Duty: Ghost』のリブートを計画していても驚かないと筆者は考えています。

特に印象的だったミッションとして挙げられているのが「Stranded」です。MW3のオープンコンバットの発想をさらに押し進め、本格的なオープンワールドのサンドボックスにしたミッションで、主要目的は3つあるものの、達成方法はプレイヤーに任されています。サイドクエスト、クレート、前哨基地など寄り道の理由も豊富で、すべてをこなすならこのミッションだけで4~5時間かかることもあります。MW4のエクストラクションモードであるDMZに通じる採集やクラフトの仕組みも含まれており、DMZの簡易チュートリアルのような役割も果たしています。筆者はこうした完全オフラインやCo-opのモードが用意されても構わないと述べ、2009年の『Modern Warfare』にあったSpecial Opsモードの代わりになり得ると見ています。

不満は最適化、DLSSとフレーム生成が頼り

MW4で唯一、本当にがっかりしたのが最適化です。筆者のPCは推奨スペックをかなり上回るにもかかわらず、最高設定では期待したほど滑らかに動作しなかったそうです。設定をいくつか下げても効果は小さく、最も差が出たのはDLSSとフレーム生成を有効にしたときでした。

今後への期待

クリアから数時間後の時点で、筆者はMW4を、自身が育ったCall of Dutyキャンペーンへのラブレターのようだと感じています。ミッション設計やキャラクター、環境、8時間に詰め込まれた多彩さなど、Infinity Wardの取り組みはほぼ全編で感じられるとのことです。何よりも、今後のシリーズに希望を持てるようになったといいます。Infinity WardとActivision全体がこの水準の丁寧さを今後の作品でも保てるなら、シリーズはようやく明るい未来へ向かえるかもしれないと結んでいます。