Polygon、『Modern Warfare 4』は索敵手段が多すぎてCoD最大の問題が悪化したと指摘
Polygonは、『Modern Warfare 4』のマルチプレイについて、近年のCallof Duty(CoD)シリーズでも屈指の出来だと評価しつつ、敵の位置を知る手段が多すぎるというシリーズ長年の問題がさらに悪化していると指摘しました。以下は、同メディアの筆者による意見を中心にまとめた内容です。
武器やムーブメントは高評価
筆者は、Black Opsと比べてModern Warfareは武器の手応えが強く、見た目も魅力的で、動きもなめらかだと述べています。マルチプレイ自体は、ここ数年のCoDでも最高クラスの体験だとしています。
問題視されているのは索敵手段の多さ
一方で筆者が問題視するのは、プレイヤーが使える索敵情報が多すぎる点です。『Modern Warfare 4』ではどのロードアウトにも、UAV、Advanced UAV、Snapshot Grenade、Heartbeat Sensor、Portable Radar、Seeker Drone、Recon Drone、High Alert、Birdseye、Trackerを装備できます。敵の位置を割り出す、またはその手助けをする手段が10種類あることになります。
筆者によると、効果には差があります。Heartbeat Sensorは動きが遅く、リスポーンありのモードでは使いにくいといいます。Trackerも状況を選ぶ装備です。ただ、UAV、Snapshot Grenade、Seeker Droneなどは非常に人気が高いそうです。そのため、相手に無料で情報を与えるペナルティを避けるには、これらへの対策を載せたロードアウトにするしかないと筆者は述べています。
対策だらけのロードアウトになる
対策手段は多く用意されています。Ghostは、UAV、Portable Radar、Heartbeat Sensorから探知されなくなるパークです。Cold-Bloodedは、AI照準システム、サーマル光学機器、Recon Drone、Spotter Scope、Snapshot Grenade、High Alertに対して同様の効果があります。
フィールドアップグレードでは、SAM Airburst Turretが視線が通る限りUAVを自動で撃墜できます。ただし、市街地マップでは視線を通すのが難しいと筆者は書いています。Trophy Systemは飛来する投擲物を破壊し、DDOSは周囲の敵の電子機器やセンサーを一時的に無効化します。キルストリークのCounter UAVは、敵のミニマップを乱します。空中系のキルストリークは通常の銃弾でも落としやすく、過去作より撃墜が容易になっているとのことです。
自由な構成が組みにくい
筆者は、すべてのロードアウトを対策で固めなければならないため、柔軟な構成や実験の余地が少ないと不満を述べています。たとえばRazor Wire Trapを試してみたくても、索敵装備も対策も積めなくなり、かなり不利になるといいます。Kill Chainパークも、使うとGhostを載せられなくなるため選びにくいそうです。
シリーズの原点との比較
筆者は『Call of Duty 4: Modern Warfare』(2007)をシリーズの頂点と位置づけています。現在より要素が大幅に少なく、全員が同じ3種のキルストリークを使い、モードの種類も限られ、武器に付けられるアタッチメントも1つだけでした。それでも、マップの構造や射線、グレネードの定番位置を覚え、反動制御を練習したプレイヤーの努力が報われ、スキルの上限が非常に高かったといいます。
その傾向は『World at War』や『Modern Warfare 2』にも引き継がれましたが、カスタマイズや遊び方が増えるにつれ、スキルの下限が上がり上限が下がったというのが筆者の見方です。その最も顕著で不満の大きい例が、アタッチメント、装備、キルストリークによる索敵情報の多さだとしています。
今後の見通し
筆者は、CoDは支援が限られ、自分の知識と腕前に頼る時にこそ最も輝いたと述べています。キルストリーク、パーク、装備を制限するBarebonesプレイリストは、これまで不定期に登場し、直近は『Modern Warfare』(2019)でした。しかし7年ぶりの復活は望み薄だとしています。
ランクマッチはeスポーツと同じルールで遊べる代替案になり得ますが、『Modern Warfare 4』では発売時点で未実装で、実装時期も分かっていません。筆者は当面は対策装備を使い続けるとし、2027年の新作で索敵手段の数が抑えられることに期待を示しています。