『ポケモンカードゲーム』30周年記念「ウルトラプレミアムコレクション」、発売前から転売価格が高騰
『ポケモンカードゲーム』の30周年記念商品「30th Anniversary Ultra Premium Collection」(UPC)の初期出荷分が、一部で出回り始めています。商品はまだ店頭に並んでいませんが、すでに再販市場では価格が大きく跳ね上がっています。米メディアPolygonは、この商品が30周年シリーズで最も高価で、最も影響力の大きいリリースになると伝えています。
30パック入りで、クラシックコレクション専用パックも収録
コレクターや転売業者の注目を集めているのは、エーフィとブラッキーのスペシャルイラストカードや、このセット限定の「Future Rare」仕様のピカチュウです。ただし、UPCの最大の特徴は30パックが入っていることだと記事は指摘しています。そのうち1パックには、セットの「Classic Collection」に収録されたカードだけが入っています。
Classic Collectionには、リザードンやルギアといった象徴的なカードの再録が含まれます。現在の相場はリザードンが155ドル、ルギアが192ドルです。基本セットのスペシャルイラストカードで最も高いミュウでも77ドルのため、かなりの開きがあります。
この価格差は、主に供給量の違いによるものだとされています。30周年セットは通常のセットより当たりやすい設計ですが、再録カードよりも新規カードのほうが引きやすい状況です。UPCが発売されれば、この状況は大きく変わる見込みです。人気のカードは100種類以上が入りうるパックの中ではなく、30種類ほどの中から出ることになるためです。
転売業者は行列を作る見通し、ただし価格は下がる可能性も
UPCの入手は簡単ではなさそうです。市場価格が500ドルを超えているため、転売業者が発売の数日前から店舗の前に並ぶのは確実だと記事は見ています。利益率は高いものの、ファンにとっては悩ましい判断になります。数百ドルを払ってギャンブルをしなくても、欲しいカードそのものを数分の一の価格で買えるからです。UPCが売れるほど、スペシャルイラストカードやClassic Collectionのカードが市場に出回ることにもなります。
転売業者は、未開封の30周年記念商品の価値が高いことを利益の前提にしています。しかし、その価格も下がってきています。ポケモンカンパニーは2026年内に、ミュウとミュウツーのフィギュアコレクションなど、30周年関連商品をいくつか予定しています。また、ポケモン商品を扱う店の種類は、この1年で大きく広がりました。Cub Foodsのような食料品店や、Cracker Barrelのようなレストランチェーンでも、トレーディングカードが買えます。2か月前に約200ドルで取引されていた30周年のETB(エリートトレーナーボックス)も、現在は100ドル前後で手に入るとみられています。
Redditでは、初期のClassic Collectionパックからルギアなどを引き当てた動画も投稿されています。一般のファンが運試しをできる日も、もうすぐです。