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ソウル梨泰院雑踏事故の遺族、『Call of Duty: Modern Warfare 4』に使われた実際の映像の削除をActivisionに要求

2026年10月30日 | #その他 | IGN

ソウル梨泰院雑踏事故の遺族、『Call of Duty: Modern Warfare 4』に使われた実際の映像の削除をActivisionに要求

2022年のソウル梨泰院(イテウォン)の雑踏事故で家族を亡くした遺族が、『Call of Duty: Modern Warfare 4』のオープニング映像に事故の実際の映像が使われているとして、Activisionに削除を求めました。遺族は声明で、ゲームへの使用に「衝撃を受けた」と述べています。

オープニング映像に使われた事故の映像

Infinity Wardが開発した『Call of Duty: Modern Warfare 4』は、北朝鮮による韓国侵攻の最前線にプレイヤーを送り込む作品です。オープニングのモンタージュには、梨泰院での救助活動を撮影した実際の映像が短く登場します。この事故では約160人が亡くなりました。映像には強いフィルターやエフェクトが重ねられています。

遺族の声明

BBCによると、遺族は「多くの市民が現場で互いを救おうと心肺蘇生を行い、被害者が凍える路上に横たわっていた混乱と絶望の場面が、そのままゲームの一場面を作るために使われたことに衝撃を受けざるを得ません」と述べました。

さらに、「娯楽のために作られたゲームの素材としてこのような出来事を使うこと自体が極めて不適切で、無分別です。ゲーム開発元に被害者への最低限の礼儀と共感があるなら、遅滞なく是正措置を取るべきです」とも訴えています。

Activisionの回答

ActivisionはIGNへの声明で、この映像を「ゲームの架空の物語を成立させるため」に使ったと説明しました。一方、削除の要求についてはコメントしていません。

声明では「『Call of Duty: Modern Warfare 4』の開発にあたっては、題材に配慮と敬意を持って取り組みました。オープニングのシネマティックでは、ゲームの架空の物語を成立させるために実際のニュース映像を一部使用しています。梨泰院の惨事やほかの現実の悲劇に言及したり、それを軽んじたりする意図は、いかなる意味でもありません」としています。

事故の経緯と設定への批判

事故は4年前、主に若者が梨泰院の狭く傾斜のある通りに押し寄せ、ハロウィンを祝っていた際に起きました。ロックダウンを経て3年ぶりにほぼ制限のないハロウィンの催しとなり、約10万人が通りに集まったと推定されています。目撃者は、警察が群衆の整理に苦労していたと証言しています。

また、韓国の人々が現実に懸念を抱く紛争を架空の形で舞台にしていることに対し、一部から批判が出ています。これを受け、Call of Dutyのチーフ・マーケティング・オフィサーであるTyler Bahl氏はBBCに対し、「これは娯楽だということを理解しなければなりません」と述べました。