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The Onion脚本家、『GTA 6』は「世界を変える」と思うのは少しおめでたいと語る

2026年10月30日 | #その他 | Polygon

The Onion脚本家、『GTA 6』は「世界を変える」と思うのは少しおめでたいと語る

風刺メディアThe Onionのヘッドライターを務めるMike Gillis氏が、Polygonのインタビューで『Grand Theft Auto 6』への見方を語りました。同氏は、発売が文化的な大事件になると見られている本作について、笑いの題材として格好の対象だと述べています。インタビューは、The Onion初のビデオゲーム『The Onion Voting Simulator 3D』に関するものです。

巨大タイトルを茶化す理由

『GTA 6』の発売は11月19日です。発売まで1か月を切り、病欠の計画を立てる人や、経済への影響を悲観的に語るエコノミスト、Luciaとの間でデジタル上の浮気が成立するのかを議論する人まで現れるなど、世間は大きな盛り上がりを見せています。原文は、これがお祭り騒ぎになるのは間違いないと伝えています。

The Onionもすでに、ここ数か月で本作を題材にした記事を出しています。たとえば「超リアルな『GTA VI』の新機能で、プレイヤーが刑期を実時間で務めることに」「Rockstarが『GTA VI』のサウンドトラックにRandy Newmanの曲が1万曲入っていると発表」といった見出しです。

Gillis氏は、AAAをさらに超える規模の大作ゲームの世界そのものが面白いと話します。何かが世の中の中心になったときに、その期待をしぼませたり、人々の予想をひっくり返したりして、「これですべてが変わると思っているなんて、ちょっとおめでたいですよね」と感じさせるのは素晴らしいことだという考えです。さらに「しょせんゲームです。永遠にすべてを変えた文化的な産物なんて思いつきません。大きな影響はあっても、やがて消えていきます」とも述べています。

ゲーム好きの立場からの風刺

一方でGillis氏は、愛好家の立場から『GTA 6』を楽しみにしているとも語っています。この姿勢は、The Onionが長年続けてきたゲーム風刺の方針にもつながっています。同サイトは2019年にIGNのパロディサイトOGNも立ち上げました。

Gillis氏にとってゲームを風刺することは、ゲームを恥ずかしい趣味として扱う「とても時代遅れな向き合い方」に抗い、ゲームという幅広い領域を受け入れることだといいます。同氏は「単なるおもちゃのものもあれば、プロパガンダのものもあり、中毒性のある方法でお金を搾り取ろうとする巨大企業が作るものもあります。本当に広い世界です。それでも、最も混じり気のない喜びの一つでもあります。ゲームを遊ぶこと自体への根源的な愛があります」と説明しています。そのうえで、ゲームを愛する人の視点から語ることが、懐疑的な態度で語るよりも伝わると考えているようです。

風刺の元祖を風刺できるか

原文の筆者は、『GTA 6』が巨大なタイトルになる以上、The Onionには題材がたっぷりあるはずだとしています。ただしGTAシリーズ自体が、ゲーム業界を含む現代社会のあらゆる面を風刺してきた作品であるため、The Onionにとっては難しい挑戦にもなると指摘しています。風刺を超える風刺ができるかどうかは、発売日の11月19日に分かるとのことです。