『GTA 6』はRPGに近づいている、ジェイソンとルシアの関係をプレイヤーが決められると判明
2026年11月03日 | #ゲーム紹介 | GamesRadar+
『GTA 6』の発売が今月に迫るなか、Edge Magazineの独占特集で新たな情報が数多く明らかになりました。GamesRadar+のJasmine氏が特に衝撃を受けたのは、主人公ジェイソンとルシアの関係をプレイヤーが左右できるという点です。この記事では、その情報をもとに『GTA 6』をRPGとして捉え直す筆者の見方を紹介します。
今週明らかになった『GTA 6』の情報
Edge Magazineの特集では、登場人物やオープンワールドについて多くの新情報が示されました。ジェイソンとルシアは恋人同士ではなく、協力者という関係にもなり得ます。望めば2人を破局させることも可能です。
またRockstarは、本作がSkyrimのような発見の感覚にも影響を受けていると説明しています。その言葉は「どこにでも行ける。あらゆるランダムな場所へ」というものです。
2人の関係が示す、RPG的な方向性
筆者が最も驚いたのは、ジェイソンとルシアが必ずしもカップルである必要がないという点です。これまでのトレーラーや宣伝画像では、ボニーとクライドのような関係性が強く打ち出されていました。しかしRockstarのRob Nelson氏はEdge誌に対し、2人はゲーム開始時点では元恋人同士だと明かしています。「一緒にいたい、この関係をもう一度やり直したいと思っている。ただ、ゲームが進むにつれて、関係を保つか失うかはあなた次第」というのが同氏の説明です。
筆者はこれにより、主人公たちへの予想も、2人の関係から読み取れるゲームのジャンル像も大きく変わったと述べています。恋人同士であれば、愛のために銀行強盗のような愚かなことをするという、物語上の重みが生まれます。一方、単なる相棒になるなら『GTA 5』の繰り返しのようになりかねない、というのが筆者の見立てです。
選択と結果を重視する流れ
筆者は、Rockstarが物語の主導権をここまで手放すとは予想していなかったといいます。『GTA 6』がシリーズの根幹的な構造から最も大きく離れる作品であることを踏まえても、意外だったそうです。レベル上げやスキルツリーがなくても、選択とその結果は優れたRPGを特徴づける要素だと筆者は指摘します。
『GTA 5』には3つの結末があり、あらかじめ決められた硬直的な物語からはすでに離れ始めていました。それでも、2人の主人公が互いをどれだけ愛し、憎み、恋しく思い、気にかけるかまでプレイヤーが動かせるなら、これまで以上に自由度が高く、変化に富んだ内容に聞こえると筆者は述べています。
ジャンルの呼び方自体は重要ではないという見方も、筆者は認めています。ただ『GTA』においては、シリーズの成長を測るうえで意味があるとしています。キャラクターの設定から、世界や他者への向き合い方までプレイヤーが形作るという流れは、Rockstarにとってのパラダイムシフトであり、『GTA』らしさの概念を広げ、作り替えるものだと筆者は捉えています。これは『GTA 4』や『GTA 5』の分岐する結末に続く進化であり、同スタジオがプレイヤーの選択を重んじ始めた最初の試みの延長線上にあるというわけです。
暴力的な犯罪シムを超える存在に
さらに本作では、より繊細な関係システムの上に、生活シミュレーション的な要素が加わります。ゲーム内のソーシャルメディアもその1つです。こうした柔軟な設定とRPG寄りの仕組みによって、『GTA 6』はようやく単なる暴力的な犯罪シムを超えたものに聞こえてきた、と筆者は書いています。もっとも、名前に「ロールプレイング」が入っているわけではない、という軽口も添えられています。
発売が目前に迫り、Rockstarはジャンルへのこだわりを脱ぎ捨て、シリーズで最もRPG的で洗練された1作を目指しているようだと筆者はまとめています。2人の関係はプレイヤーが決め、その自由さはオープンワールドを探索する自由と並ぶものになります。11月のカウントダウンが本格的に始まった今も、この10年屈指の大作にはまだ知るべきことがあるというのが、筆者の結論です。