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『バルダーズ・ゲート3』のレズビアン表現は素晴らしいが、トリプルAゲームはレズビアンの物語をより深く探求できるはずだとEurogamerが提言

2026年07月03日 | #ゲーム | Eurogamer

『バルダーズ・ゲート3』のレズビアン表現は素晴らしいが、トリプルAゲームはレズビアンの物語をより深く探求できるはずだとEurogamerが提言

Eurogamerは、性的マイノリティとゲーム文化の交差点に焦点を当てた特別企画「Pride Week」の最新記事を公開しました。今回の記事では、主流のゲームがレズビアンの物語をより深く掘り下げる可能性について考察されており、『バルダーズ・ゲート3』におけるレズビアン表現の素晴らしさを認めつつも、トリプルAタイトルが今後さらに多様なレズビアンの視点を取り入れるべきだと提言されています。

レズビアン視点から見た『バルダーズ・ゲート3』の恋愛対象

記事の著者は、『バルダーズ・ゲート3』のシャドウハートを自身の「カノンロマンス」としながらも、その選択が半ば「デフォルト」であったと告白しています。男性キャラクターは選択肢から外れ、ミンサラやレイゼルは自身のプレイスタイルや性格と合わなかったとのことです。また、カーラックについてはキャラクター性には惹かれるものの、自分と共通点が多すぎて恋愛対象としては見られなかったと説明しています。結果としてシャドウハートが残った形ですが、これはレズビアンのプレイヤーがゲーム内で恋愛対象を選ぶ際に、選択肢が限られている現状を示唆していると言えるでしょう。

レズビアンの視点に特化したゲーム表現の必要性

著者は、ゲーム業界全体がレズビアンのセクシュアリティを異性愛者の男性のセクシュアリティと同一視する傾向があると指摘しています。レズビアンが「男っぽい」と認識されることや、レズビアンの性的指向が異性愛的なダイナミクスに当てはめられがちであることに疑問を呈しています。インディーゲームにはレズビアンによって制作された、レズビアンに特化した作品がある一方で、主流のゲームではそうした視点が不足しているとのこと。例えば『Kitsune Tails』や『Super Lesbian Animal RPG』といった素晴らしい作品はあるものの、『グランド・セフト・オート』のような大規模なタイトルで、タフなレズビアン主人公の物語を体験できる日が来ることを望んでいます。

メインストリーム作品における肯定的な事例

もちろん、主流のゲームにもレズビアンのプレイヤーが楽しめるストーリーは存在します。『バルダーズ・ゲート3』のイソベルとアイリーン、そして『サイバーパンク2077』のジュディは、レズビアンの恋愛を美しく、そして深く描いている例として挙げられています。特にジュディは、著者が最も気に入っているゲーム内ロマンスだそうです。これらの物語は、レズビアンの葛藤を描きつつも、ホモフォビアやミソジニーに頼らず、悲劇的な結末を迎えない点が評価されています。

今後の展望

この記事は、現在のゲーム業界がレズビアンの物語を表現する上で、まだ道の途中であることを示唆しています。インディーゲームからトリプルAの大作まで、あらゆる規模のゲームがレズビアンの視点から語りかけ、また語りかけられるようになることが、最終的な目標だと結ばれています。