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ソニーが元『Marathon』ディレクターとの訴訟で和解、クリストファー・バレット氏の名前がゲームクレジットに追加されることに合意。『Destiny』シリーズのBungieは経営難が続く状況

2026年07月09日 | #ゲーム | IGN

ソニーが元『Marathon』ディレクターとの訴訟で和解、クリストファー・バレット氏の名前がゲームクレジットに追加されることに合意。『Destiny』シリーズのBungieは経営難が続く状況

ソニーは、元開発者であるクリストファー・バレット氏との間で、長きにわたる訴訟問題について和解に至ったとのことです。これにより、バレット氏は最近リリースされたExtractionシューター『Marathon』のクレジットに名前が追加されることになります。バレット氏は『Marathon』の初代ゲームディレクターを務めていましたが、社内調査の結果、不適切な行為があったとして解雇されていました。

訴訟の経緯と和解の内容

ブルームバーグの報道によると、バレット氏は2024年春に複数の女性従業員から不適切な行為を指摘され、解雇されたとされています。これに対しバレット氏は、「常に誠実に行動し、同僚に対して敬意を払い、支援してきた」と自身の声明で述べ、疑惑を否定していました。さらに、バレット氏はソニーとBungieを2億ドル以上の損害賠償を求めて提訴。これは、雇用契約に基づく約4300万ドルの支払いを免れるために解雇されたと主張したものです。訴訟では、Bungieの全体的な苦境においてバレット氏がスケープゴートにされ、FMLA(家族医療休暇法)の取得を要求した後に解雇の口実として調査が利用された、とバレット氏は訴えていました。今回の和解により、バレット氏はSNSで、すべての当事者が和解に達したことを表明しています。共同声明では、バレット氏の『Marathon』初代ゲームディレクターとしての役割を反映し、クレジットに名前が追加されたことが確認されています。

Bungieの苦境と今後の展望

バレット氏との法的な問題は解決しましたが、Bungieのスタジオ全体の問題は依然として続いているようです。先月には、ワシントン州ベルビューオフィスで働く約300人の従業員が解雇されたことが公式記録で明らかになりました。2024年には850人の従業員がいたと報じられていますが、今回の人員削減後に何人のスタッフが残っているかは不明です。これはBungieにとって3年間で3度目のレイオフとなります。ソニー・インタラクティブエンタテインメントのスタジオビジネスグループCEOであるハーメン・ハルスト氏は、この人員削減について「困難で痛ましい決断だったが、スタジオのリソースを現在の優先事項と長期目標に合わせるために必要だった」と述べています。今回の人員削減は、『Destiny 2』の新規コンテンツ終了と、プレイヤー数の伸び悩みが指摘されるExtractionシューター『Marathon』のリリース後に発生しました。ソニーは『Marathon』への継続的なコミットメントを表明しており、同チームは将来のプロジェクトのための「インキュベーション努力」にも取り組んでいるとのことです。

スタジオトップの交代と財政難

ブルームバーグの記者ジェイソン・シュライアー氏によると、昨年ピート・パーソンズ氏の後を継いだBungieスタジオヘッドのジャスティン・トルーマン氏が辞任し、元Bungieのオペレーション担当副社長であるポリア・トルカン氏がスタジオを率いることになったと報じられています。Bungieは以前から財政的に苦戦しており、ソニーが2022年に36億ドルで買収する前には閉鎖寸前だったとも言われています。ソニーは最近、Bungieの業績不振により1億2400万ドルの減損損失を計上したと発表しています。

『Destiny』シリーズの今後

『Destiny 2』に関するBungieの問題は、昨夏の「Edge of Fate」拡張パックあたりから始まったとされており、この拡張パックは期待を下回る結果だったとのことです。その後、「Destiny Infinity」としてフランチャイズを再始動しないことが決定され、今年の初めには新規コンテンツの打ち切りが決まったとされています。Forbesの報道によると、12月のスター・ウォーズとのクロスオーバー拡張パック「Renegades」が「Edge of Fate」よりもさらに売上や定着率の改善に繋がらなかった後、『Destiny 2』の将来について様々なシナリオが議論され始めたとのことです。「Destiny Infinity」は、『Destiny』がかつて採用していた「一つの大規模拡張パック」モデルへの回帰を伴う再始動となる予定でしたが、特に『Marathon』のサポートを考慮すると、コストとリスクが高すぎると判断され、このアイデアは立ち消えになりました。『Destiny 3』も検討されたものの、具体的な動きは無く、制作コストが主な問題として挙げられています。

項目 内容
『Marathon』予算 2億ドル以上