『Dragon Age』シリーズはなぜEAに「ニッチすぎる、時代遅れ」と見られてきたのか? 元BioWareプロデューサーが明かす開発秘話とその影響
2026年08月08日 | #ゲーム | GamesRadar+
元BioWareのプロデューサーを務めたマーク・ダーラ氏が、先日FRVRとのインタビューで『Dragon Age』シリーズに対するEAの認識について言及しました。同氏によると、EAは長年にわたり『Dragon Age』シリーズを「ニッチすぎる」「時代遅れ」だと見ており、その結果、シリーズの方向性が何度も変更されてきたとのことです。特に、EAは『Mass Effect』のようなSFアクションゲームは理解できても、『Dragon Age』のような高ファンタジーのCRPGは理解しにくかったようです。
「ニッチで時代遅れ」と見られたシリーズの変遷
ダーラ氏の説明によると、EAは『Dragon Age』シリーズを『Baldur's Gate 1』や『2』のようなCRPGと同一視しており、その魅力が理解できなかったとされています。一方、『Mass Effect』については「スター・ウォーズのようなゲーム」と捉えられ、比較的理解されやすかったようです。『Dragon Age: Origins』が開発されていたのはBioWareがEAに買収される以前ですが、それ以降、EAはシリーズを「ニッチすぎる、時代遅れ、旧式」と見ていたとダーラ氏は語っています。
度重なる開発方針の変更とその影響
『Dragon Age』シリーズは、リアルタイムアクションとCRPGの戦術が融合した高難度なファンタジー世界が特徴ですが、EAの経営陣にはこの点が受け入れられにくかったようです。そのため、『Dragon Age』は常に開発方針が流動的で、EAからのプレッシャーが大きく影響していたとのこと。例えば、『Dragon Age: The Veilguard』に至るまでの経緯では、当初小規模なRPGとして開発されていたものが、一度ライブサービス型のマルチプレイヤーゲームに変更され、最終的に現在の形に再々始動したと報じられています。結果として、『The Veilguard』はEAの販売目標を達成できず、その後スタジオではレイオフが発生しました。
シリーズの未来に対する懸念
元リードデザイナーのデヴィッド・ガイダー氏は、EAで『Dragon Age』シリーズが今後も続く可能性は低いと考えているようです。もし彼に開発の指揮を任せるなら、「暗く」て「人々を不快にさせるようなこと」をするとも語っており、シリーズの根幹にある硬派な要素を追求したいという想いが感じられます。