『Dragon Age』シリーズの生みの親、商業的失敗を受けシリーズの終焉を危惧しつつも「暗く危険な方向性」への再構築に意欲を示す発言が話題に
2026年07月10日 | #ゲーム | Eurogamer
『Dragon Age: The Veilguard』の商業的失敗を受け、シリーズの生みの親であるデイビッド・ガイダー氏が、この人気ファンタジーRPGシリーズは終焉を迎える可能性が高いとの見解を示しています。しかし、もし何らかの形で機会があれば、ガイダー氏はシリーズを「暗く危険な」方向に導き、「人々を不快にさせるようなこと」をしたいと語っており、その意欲を垣間見せています。
シリーズの現状とガイダー氏の懸念
ガイダー氏はPC Gamerのインタビューで、『Dragon Age』シリーズの将来について「BioWareの親会社であるEAの支配下にある限り、新たな作品が世に出る可能性は低い」と述べています。彼がBioWareに在籍していた当時(2016年に退社)は、常にプロジェクトが棚上げされる危機に瀕していたものの、ゲームをリリースするたびに予想を上回る売上を記録し、EAを驚かせ続けていたとのことです。しかし、2024年に発売された『Dragon Age: The Veilguard』は、EAの売上期待値を大きく下回る結果となり、EA幹部はライブサービス機能の不足が原因だと考えているようです。この状況は、『Anthem』の失敗を彷彿とさせ、シリーズの延命期間が終わりを迎えた可能性を示唆しています。特に、『Veilguard』の非常に長く困難な開発期間を考えると、ガイダー氏の悲観的な見方は当然と言えるでしょう。
新たな方向性への意欲
ガイダー氏は過去に、「もう自分の役割は終わった」として『Dragon Age』シリーズへの再関与を否定していました。『Inquisition』発売後には、クリエイティブディレクターのMike Laidlaw氏に対し、「魔法使いやドラゴンに関する物語は語り尽くした」と伝え、新しい才能に道を譲るべきだと考えていたそうです。しかし、10年以上が経過した今、ガイダー氏の中にはシリーズに対する新たなアイデアが芽生えているようです。もし運命のいたずらで『Dragon Age』シリーズが彼の手に戻されるようなことがあれば、それは困難な挑戦であるとしつつも、「シリーズが多くの人々にアピールした原点に戻り、暗く危険な方向へ進み、人々を動揺させるようなことをしたい」と、再構築への強い意欲を示しています。BioWareは現在、『Mass Effect 5』の開発を進めているとのことですが、『Dragon Age』シリーズの行方は依然として不透明です。