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『Diablo 5』にDragon Age元開発者が参加、2029年春に発売へ

2026年09月14日 | #ゲーム #発売 | Polygon

『Diablo 5』にDragon Age元開発者が参加、2029年春に発売へ

『Diablo 5』で注目を集めているのは、ディアブロが勝利した世界設定だけではありません。Dragon Age初期3作品に携わった元BioWareのシニアライター、Jennifer Brandes Hepler氏がナラティブディレクターを務めています。本作は2029年春の発売を予定しており、伝統的なRPGの物語作りがアクションRPGにどう生かされるのかが焦点になりそうです。

Dragon Ageを支えたHepler氏が物語を担当

Hepler氏はBioWare在籍時、Dragon Ageシリーズ最初の3作品に大きく関わり、とくにテダスのドワーフ社会や、Dragon Age 2、Dragon Age: Inquisitionに登場するキャラクターの描写を手がけました。原文筆者は、初期三部作の人物描写や物語を評価するファンにとって、同氏の参加によって本作の物語面への関心が高まると紹介しています。

一方で、同氏のキャリアは順風満帆だったわけではありません。Dragon Age 2の発売当時、前作より規模が縮小されたことや戦闘面の問題に対して、プレイヤーから厳しい反応が寄せられました。その後、Hepler氏が過去に語ったゲームの戦闘に関する発言が、作品の問題の責任を同氏に負わせる材料としてネット上で利用され、激しい嫌がらせや脅迫を受けたとされています。

Hepler氏は家族の事情から2013年にBioWareを離れ、その後は複数のゲームや、ゲーム業界で働く女性に関する書籍に携わりました。Dragon Age: OriginsとDragon Age: Inquisitionでの仕事は現在も評価されており、Dragon Age 2に対する世間の見方も大きく変化したとのことです。2025年にはBlizzard Entertainmentの本作チームに加わり、AAA規模のRPG開発へ復帰しました。

プレイヤー自身の物語を描く仕組み

BlizzCon 2026のグループQ&Aで、プレイヤーとディアブロの関係について質問されたHepler氏は、ディアブロとのつながりが「物語の非常に中心的な部分になり、プレイヤー自身の物語として形作られていると感じられるものにしたい」と説明しています。単に決められた英雄の物語を追うのではなく、プレイヤーの存在を物語の核に置く方針が示されています。

本作の舞台では、ディアブロが勝利して西方大陸を支配しています。物語の多くは、そうした勢力に抵抗する少人数のキャラクターたちが乗るキャラバンを中心に展開される予定です。キャラバンで仲間と行動する構成は、Dragon AgeやBaldur's Gateのような伝統的RPGを連想させる要素として紹介されています。

キャラバンの仲間は従来型RPGと異なる設計

Hepler氏は、キャラバンが従来型RPGの要素をディアブロのARPG形式に取り込む役割を果たすと説明しています。プレイヤーは拠点となるキャンプのような場所で同行者と交流し、個性を持つ仲間たちのもとへ戻ることになります。

ただし、仲間はDragon Ageのフォロワーと同じ仕組みではありません。プレイヤーが彼らのスキルをレベルアップさせたり、服を与えたりする形式にはならないとHepler氏は明言しています。それでも、人格を持った同行者と継続的に関わる設計にはなるとのことです。同氏は、従来型RPGで培った経験が、このキャラバンと仲間たちの構築における強みになったとしています。

なお、Dragon Ageの新作が開発中だという発表は現時点でありません。BioWareは次のMass Effectに注力しているとされており、Hepler氏の参加は同シリーズの新情報ではなく、本作における新たな物語展開に関する話題となっています。