『Alien: Isolation 2』恐怖が強すぎるときは音楽を下げる選択肢
2026年09月01日 | #その他 | GamesRadar+
恐怖演出が強すぎて先へ進めなくなったときは、ゲーム内の音楽を下げるだけでも体験が変わるかもしれません。『Alien: Isolation 2』のアートディレクター、Ana Sopikova氏が、プレイヤーに向けて「怖すぎるなら音楽を下げて」とアドバイスしました。音楽や照明、ゲームプレイを組み合わせ、退屈にならない一方で、常に極限の恐怖にさらされることも避けるのが、開発側の狙いだといいます。
音楽が恐怖を増幅させる仕組み
Sopikova氏はGamescom 2026でGamesRadar+の取材に応じ、本作の緊張感をどのように調整しているのかを説明しました。特に音楽は、プレイヤーが思う以上に恐怖の感じ方へ影響する要素だとしています。
暗い廊下を進んでいる場面で、実際にはエイリアンがその場にいなくても、低く不穏な音楽が流れているだけで動けなくなることがあります。プレイヤーは音から危険を予測し、まだ何も起きていない段階でも強い緊張を覚えるためです。Sopikova氏は、恐怖に耐えられない人への具体的な対処として、まず音楽の音量を下げる方法を挙げました。
これは単に演出を弱めるというより、自分に合った恐怖の強さへ調整するための選択肢です。音楽を下げても、映像や敵の動き、操作を通じた緊張感まですべて失われるわけではありません。音による先読みの負担を減らすことで、立ち止まったまま進めなくなる状況を避けられる可能性があります。
恐怖を常に頂点へしない設計
開発チームは、プレイヤーを常時「心臓発作寸前」の状態に置きたいわけではないとのことです。恐怖がずっと最大値のままだと、プレイヤーがその刺激に慣れてしまい、かえって怖さが薄れるためです。物語を追うゲームとして、恐怖のピークと落ち着ける場面に起伏を作ることが重要になります。
そのために本作では、音楽だけでなく照明、アニメーション、ゲームプレイ、映像表現など複数の要素を組み合わせています。Sopikova氏は、これらを個別に強くするのではなく、すべてがどのように連動するかを見ながら体験を組み立てていると説明しました。プレイヤーを退屈させない緊張感と、常にパニックへ追い込むほどの過剰な恐怖の間で、バランスを取ろうとしている形です。
また、恐怖のピークを物語の展開に合わせて配置することも意識されています。緊張が高まり続けるだけではなく、いったん落ち着く時間を挟むことで、次に訪れる危険や異変がより強く感じられる構成を目指しているとみられます。具体的な場面や演出の詳細は明かされていませんが、音響を含む総合的な設計が本作の恐怖を支えることになります。
過去作でも問題になった強烈な恐怖
原文筆者は、前作Alien: IsolationやResident Evil 7について、ホラー作品に慣れたプレイヤーでも一部の場面が怖すぎると感じるゲームだったと振り返っています。特定のシーンでは不快な反応が出るほど緊張し、息を整えるために中断したこともあったとのことです。
その経験から、Resident Evil RequiemでGrace編とLeon編を使って緊張感を分散させる構成を評価し、本作にも不安を抱えやすいプレイヤーへの工夫を期待しています。ただし、Sopikova氏の発言で明らかになったのは、現時点では音楽を下げるという対処法と、恐怖に起伏を持たせる開発方針です。その他の難度設定や、特定のプレイヤー層に向けた機能については説明されていません。