『Resident Evil Requiem』は「怖すぎる」神谷英樹氏が非ホラーモードを希望
2026年09月02日 | #その他 | GamesRadar+
『Resident Evil Requiem』について、Resident Evil 2を手がけた神谷英樹氏が「怖すぎてプレイできなかった」と語りました。シリーズを代表するクリエイターでさえ恐怖表現に耐えられないとして、ホラーが苦手な人でも物語や謎解きを楽しめる専用モードを求めています。
神谷氏が本作をプレイできなかった理由
神谷氏はVGCのインタビューで、近年のカプコン製Resident Evilシリーズは自身の許容範囲を超えるほど怖いと説明しています。とくに本作では、レオン・S・ケネディがラクーンシティへ戻り、過去の記憶や体験と向き合う展開に関心を持っていたとのことです。
神谷氏はResident Evil 2のディレクターとして、その後のレオンがどのように描かれるのかをプレイヤーとして確かめたいと考えていました。しかし、実際にはホラー要素の強さが障壁になり、最後まで自身で体験できなかったとしています。「本当に冗談ではなく、怖いゲームをまったく扱えない人でも楽しめるよう、何らかの非ホラーモードを入れてほしい」と、神谷氏は語りました。
開発者に伝えても「それほど怖くない」と返される
神谷氏によれば、カプコンのResident Evilチームに所属する関係者へ、ゲームが怖すぎるという意見を直接伝えたこともあるそうです。ところが開発者側からは「そんなに怖くないでしょう」と反応されることが多く、恐怖を生み出している側と、受け手との間には大きな認識差があるとしています。
そのうえで神谷氏は、開発者たちは自分たちが作った敵や演出が、実際にはどれほど恐ろしく感じられるのかを十分に把握していないのではないかと指摘しました。敵の顔や薄暗く不穏な部屋が、恐怖の大きな要因になっているという見方です。
「敵に紙袋をかぶせる」ほどの緩和策を提案
神谷氏が挙げた案は、単に敵の攻撃力を下げるような難易度調整ではありません。ゾンビの顔に茶色い紙袋をかぶせる、暗くじめじめした部屋を明るく心地よい照明に変えるといった、恐怖の演出そのものを取り除くモードを提案しています。表現はユーモラスですが、神谷氏はこれを本気の要望として話しています。
ホラーゲームである以上、恐怖を完全になくすことには作品の性質を変える側面もあります。一方で、神谷氏は以前から、怖さを抑えたモードがあれば謎解きを楽しめるのに、と訴えていました。今回の発言は、シリーズの物語やパズルには興味があっても、恐怖演出のために遊べない層が存在することを、改めて示すものとなっています。
なお、Resident Evil 7のディレクターを務めた中西晃史氏も、同作について「怖すぎた可能性がある」と認め、プレイできなかった人がいたと語っていました。シリーズの作り手側からも恐怖の強さをめぐる発言が出るなか、今後、本作に限らず非ホラーモードのような選択肢が実際に導入されるかが注目されます。