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『The Duskbloods』プレイヤー同士の結婚を導入、宮崎英高氏が語る「儚い愛」

2026年09月05日 | #ゲーム | GamesRadar+

『The Duskbloods』プレイヤー同士の結婚を導入、宮崎英高氏が語る「儚い愛」

FromSoftware作品で初めて、プレイヤー同士の関係を正面から描くロマンス要素が登場します。Switch2向けマルチプレイ作品『The Duskbloods』では、最大8人のプレイヤーが血に満ちた戦いを繰り広げる一方、相手を殺すのではなく結婚を申し込むことも可能です。宮崎英高氏はこの仕組みを、一般的な恋愛というより「最終的に頼れる誰か」への信頼として捉えているとしています。

対戦相手に結婚を申し込める仕組み

本作の舞台は、人類の不自然な黄昏を意味する「Dusk of Humanity」に覆われた世界です。強力な血を宿したプレイヤーたちは、より濃い血を求めて互いに斬り合いますが、ゲーム内の関係は敵対だけに限定されません。

「Love Ephemeral」のシジルを使うと、プレイヤーの1人が別のプレイヤーの前でひざまずき、手を取り、愛情を示すエモートを実行できます。FromSoftware作品の歴史でも特に直接的なロマンチック表現ですが、これはNPCとのイベントではなく、実際に操作しているプレイヤー同士のやり取りです。そのため、戦闘のさなかに申し込みが行われることもあり、相手が応じる前に攻撃される可能性もあります。

ネットワークテストの参加者の間では、Love Ephemeralを使っている最中にプロポーズの言葉を伝えられず倒される場面もあったとのことです。SNS上では「理由もないのに、みんな攻撃的すぎる。こちらは愛を探しているのに」といった反応も見られ、殺し合いを前提としたゲームの中で成立する関係性が注目されています。

宮崎英高氏が語る「儚い愛」のモチーフ

宮崎氏はThe Guardianのインタビューで、本作の結婚について「伝統的なロマンスというより、世界の中にいるキャラクターに対して、安全な信頼を感じるものです。個人的にも、そうした関係を求めています」と説明しています。つまり、Love Ephemeralは恋愛シミュレーションのように相手との親密さを積み上げる要素ではなく、危険な世界で背中を預けられる相手を見つけるための仕組みとして設計されているようです。

同氏は、この発想が過去作に登場した「巫女たち」から続くものだとも語っています。『Elden Ring』の巫女たちのように、主人公の成長を支えながら、物語やエンディングにも影響を与える存在との結びつきが、本作ではプレイヤー同士の関係へと置き換えられています。宮崎氏はそれを「一時的で、儚い愛」と表現し、自身が追い求めているモチーフの1つだとしています。

過去作の関係性との違い

FromSoftware作品には、これまでも結婚やそれに近い関係を示す展開がありました。Dark Souls 3では、特定の条件を満たすことでアストラのアンリとの結婚が可能とされ、Elden Ringでは、魔女ラニに「暗月の指輪」を渡すことで結婚の盟約に進めます。また、Dark SoulsやBloodborneに登場する火防女、祭司の巫女、特別な人形も、主人公のレベルアップを支える関係にあります。

ただし、これらは基本的にプレイヤーとNPCの関係です。相手の行動や物語上の役割はゲーム側が決めているため、関係を結ぶこと自体が攻略やエンディングに結びつく場合もあります。一方、本作の結婚相手は別のプレイヤーであり、申し込みに応じるか、直後に武器を向けるかは相手次第です。信頼を求める仕組みでありながら、銃を含む武器が飛び交う戦場では、裏切りや失望も避けられません。