『Gears of War: E-Day』に新モンスター「Spore Matron」、10月6日に発売
シリーズ前日譚となる『Gears of War: E-Day』で、巨大な肉塊のような新モンスター「Spore Matron」が登場します。開発を手がけるThe Coalitionは、胞子を飛ばしてプレイヤーを追い詰める独特な敵の姿を公開しました。本作は2026年10月6日にWindows PCとXbox Series X向けに発売されます。
“空飛ぶ睾丸”と呼ばれた新たな敵
Spore Matronという正式名称が明かされたこの怪物は、ブランドディレクターのNicole Fawcette氏がインタビュー中に「flying testicle(空飛ぶ睾丸)」と表現したことから、強烈な仮称で知られるようになりました。もちろん正式名称ではなく、Gamescom 2026での説明を聞いたXbox担当者が頭を抱える一幕もあったとされています。
Spore Matronは幅約10フィートの風船のような体を持ち、空中を浮遊しながら胞子を放ちます。放たれた胞子はプレイヤーを追尾し、銃撃で撃ち落とすまで止まりません。Fawcette氏によれば、発想のもとになったのはGears of War 2に登場した、巨大な浮遊する頭蓋骨のような敵Gas Bargeです。ただし、骨で構成されたGas Bargeに対して、Spore Matronは肉そのもののような外見に仕上げられています。
Fawcette氏はこのデザインについて、「Gearsでしか成立しない、ひどくねじれていて、しかも笑ってしまう存在です。深刻で重いテーマを扱いながら、極端な状況やキャラクター、クリーチャーを登場させる。そのSF的な混在が本作らしさです」と説明しています。人類とLocustの戦争を描く重厚な世界観に、シリーズ特有の過剰で grotesque な敵を組み合わせる狙いがうかがえます。
おなじみの敵も大幅に再設計
新規モンスターだけでなく、過去作から登場してきた敵にも変化が加えられます。アートディレクターのAryan Hanbeck氏によると、重火器を持つ大型兵士Boomerは、従来よりさらに巨大で屈強な姿になりました。身長は9フィートに達し、体格もより横に広がっており、歩行速度はやや遅いものの、まるで戦車のような存在として描かれます。
Hanbeck氏は、今回のBoomerを「シリーズにずっと登場してきた存在を再解釈したもの」と説明しています。単にサイズを大きくするだけではなく、重量感や動きの遅さによって、正面から立ちはだかる重装甲の脅威として印象を強めているようです。
また、ゴラムを思わせる姿で、姿を確認する前に特徴的な声が聞こえてくるWretchも変化します。過去作では、その鋭い叫び声によって周囲のガラスが割れる演出が知られていましたが、本作では叫びがプレイヤーキャラクターに「方向感覚を失わせる」効果を与えます。Fawcette氏は、音の演出を見た目だけの表現にとどめず、実際のゲームプレイへ影響させることで、Wretchとの遭遇をより濃い体験にしているとしています。
前日譚として描かれるE-Day
物語の舞台は、Locustが惑星の空洞化した内部から姿を現し、人類との戦争が始まった瞬間です。シリーズ本編では数年が経過した後の戦いが描かれてきましたが、本作では文字どおりEmergence Day、通称E-Dayの始まりに焦点を当てます。人類が終末的な戦争へ引きずり込まれる直前の世界や、これまで詳しく描かれなかった出来事が掘り下げられます。
本作では、これまで見られなかった文明崩壊前の都市Kalonaが舞台の1つとなります。シリーズを象徴するチェーンソー付きライフルの誕生秘話も描かれ、主人公Marcus Fenixについても新たな側面が示されるとのことです。原文筆者は数時間のプレイを通じ、重量感のある射撃やカバーシステムを含めてシリーズの精神を保ちながら、新しい方向へ進もうとしていると評価しています。
Gears 5以来となるメインライン作品として、過去の設定を補完する物語と、新旧の敵を組み合わせた戦闘が大きな見どころになりそうです。『Gears of War: E-Day』は2026年10月6日にWindows PCとXbox Series Xで発売されます。