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『Silent Hill: Townfall』は9月24日発売 罪悪感を映す5つの結末とCRTVに注目

2026年09月13日 | #発売情報 | DualShockers

『Silent Hill: Townfall』は9月24日発売 罪悪感を映す5つの結末とCRTVに注目

霧に包まれたスコットランドの町を舞台にする新作ホラー『Silent Hill: Townfall』が、2026年9月24日にPS5とPCで発売されます。gamescom 2026では、約5,000人が見守るステージでトレーラーに大きな反響が寄せられ、主人公の行動によって変化する5種類のエンディングや、シリーズの象徴だったラジオに代わる携帯型テレビ「CRTV」の存在が改めて注目を集めました。

gamescomで披露された新作の特徴

本作は、Screen Burn Interactiveが開発し、Annapurna InteractiveとKONAMIが手がけるホラーゲームです。Opening Night Liveでは、主人公Simonを演じるJovan Adepo、Zoe役のKezia Burrows、Richard役のTerry O'Quinnが紹介されました。さらに、霧に覆われたスコットランドの町を徘徊する巨大な存在も映し出され、作品の不穏な雰囲気を印象づけています。

gamescomでScreen Burn Interactiveのライター兼ディレクター、Jon McKellan氏は、長期間にわたって開発してきた作品を初めて大勢の観客に披露する緊張感について説明しました。トレーラーの上映中、会場にいた約5,000人が一斉に拍手したことについて、「長いあいだゲームを作ってきたあと、実際の反応を見るのはとても現実離れしていました」と振り返っています。開発チームにとって、待ち続けた作品が観客に受け入れられた瞬間だったとのことです。

開発には当初の想定よりも長い時間がかかりましたが、KONAMIのSilent Hillシリーズプロデューサー、Motoi Okamoto氏は、必要な時間をかける判断は正しかったとしています。小規模なチームが手がける作品だからこそ、完成度を高めるための期間を確保することを優先したと説明しており、今回の反響はその判断を裏付けるものになりました。

一人称視点とCRTVが結びつくゲームデザイン

本作は一人称視点で進行します。これは単に恐怖を強調するための演出ではなく、作品の中心的な装置であるCRTVを成立させるためにも必要な設計だったとMcKellan氏は語っています。開発初期の段階から一人称視点で作ることを決めており、CRTVを使った体験や、環境を間近で観察する探索、近距離で向き合うパズルは、この視点だからこそ機能すると考えたとのことです。

過去のシリーズで不安の象徴として存在したラジオに代わり、CRTVは画面を持つ携帯型テレビとして登場します。音を通して異変を知らせるだけの装置ではなく、画面そのものを利用した物語の提示やパズル、敵との関わり方を生み出せる点が特徴です。McKellan氏によれば、ラジオから画面を持つ装置へ切り替えたことで制約が増えた一方、新しい物語の伝え方やゲームプレイを考える機会も広がりました。

一人称視点によってプレイヤーの視界は主人公Simonに近づき、周囲の環境を直接調べている感覚が強まります。町の構造や手がかり、敵の存在を遠くから確認するのではなく、自分で画面に近づいて確かめることが求められる設計です。CRTVと視点を切り離さずに設計したことが、本作独自の探索と恐怖を形作っています。

罪悪感を軸にした5つのエンディング

霧の町に罪を背負った男性が現れるという導入は、シリーズで繰り返し描かれてきたテーマを思わせます。しかしMcKellan氏は、同じ題材をそのまま再現するのではなく、罪悪感と向き合い、最終的な結論へ至るまでの過程を異なる角度から描くことを重視したと説明しています。プレイヤーに明確な答えを押しつけるのではなく、物語を終えたあとに何が起きたのか、なぜ起きたのかをそれぞれ考えられる内容を目指しているとのことです。

エンディングは全部で5種類用意されており、3つの主要な結末と、より直接的には説明されない2つの結末に分かれます。分岐は、特定の場面で二択を選ぶだけの仕組みではありません。プレイヤーがどれだけ町を探索したか、どの程度捜査するように手がかりを追ったか、敵に対してどれほど攻撃的に振る舞ったかなど、プレイ中の行動が継続的に記録されます。

その結果、プレイヤーの行動から「どのようなプレイヤーであり、どのようなSimonになったのか」を判断し、その人物像に応じた結末へ導く仕組みになっています。プレイヤー自身が分岐条件を明確に意識しないまま、探索や戦い方の積み重ねによって結末が変わる点が特徴です。5種類の結末を通じて、同じ出来事でもSimonをどう演じたかによって受け止め方が変わる構成を目指しています。

舞台に選ばれた架空の町St. Amelia

物語の舞台は、スコットランドにある架空の町St. Ameliaです。スコットランドを選んだ理由についてMcKellan氏は、文化的に説得力のある場所を描くには、開発者自身の経験や記憶、身近な資料を土台にする必要があると説明しています。実際に暮らしたことのない土地を知ったつもりで描けば、不誠実な表現になりかねないため、自分たちが理解できる文化的背景を持つ場所を選んだとのことです。

舞台の建築や地形も、ホラーとの相性を意識して取り入れられています。狭い通り、石畳、特徴的な建築が並ぶ町では、屋外にいても閉じ込められたように感じられます。道が迷路のように入り組み、先に何があるのか、どの方向へ進めるのかを予測しにくい構造が、探索そのものに不安を与える設計です。

見慣れた場所が異常な空間へ変わっていくことは、シリーズが扱ってきた恐怖の重要な要素です。St. Ameliaでは、霧や怪異だけでなく、狭い道路や石畳の町並みそのものがプレイヤーを圧迫します。新たな土地を舞台にしながらも、日常的な空間が不気味に変質するというシリーズの方向性を引き継いだ作品になっています。発売日は2026年9月24日で、対応機種はPS5とPCです。