『Marvel’s Wolverine』主演Liam McIntyre、キャラクター批判にも動じずプレイヤーに楽しんでほしいと語る
『Marvel’s Wolverine』をめぐっては、Insomniac Gamesのアートディレクションやキャラクターデザイン、公開されたゲームプレイへの厳しい意見が相次いでいます。主人公ウルヴァリンを演じるLiam McIntyreにも、原典のキャラクターに十分似ていないという批判が寄せられていますが、本人は過去にさらに厳しい反応を経験してきたとして、今回の声を気にしていないようです。
顔立ちや表現をめぐりプレイヤーから厳しい声
本作に対する議論はこの1か月ほど避けがたいものとなっており、メディア向け映像や先行レビューで紹介されたゲームプレイにも賛否が集まっています。なかでもMcIntyreの起用は大きな話題のひとつです。ファンの一部は、彼の外見がコミックなどで知られるウルヴァリンと十分に似ていないと指摘し、Insomniac Gamesのフェイススキャンやアートスタイルが本人の顔立ちを生かせていないと受け止めています。
McIntyreは出演が発表されて以来、SNSでウルヴァリン役への意気込みをたびたび発信してきました。そのため、本人が自分に向けられた投稿を見ているとは考えていなかったプレイヤーもいたようですが、実際には反応を把握していたとのことです。
『スパルタカス』での経験が批判への耐性に
あるプレイヤーからその点を指摘されたMcIntyreは、俳優としてのキャリア開始時から、今回以上に厳しい言葉を読んできたとXで説明しました。彼は「キャリアの始まりは、偉大なAndy Whitfieldの後を引き継ぐことでした。信じられないようなことも読んできました。みんなに楽しんでもらえたらうれしいですし、このゲームを心から誇りに思っています。とても楽しい作品です」と投稿しています。
McIntyreが言及したのは、Starzが2010年代に制作したミニシリーズ『Spartacus』です。第1シーズン「Blood and Sand」ではAndy Whitfieldがスパルタカスを演じていましたが、次のシーズンの撮影前に、血液に関わるがんであるステージ4の非ホジキンリンパ腫と診断されました。Whitfieldが2011年に亡くなった後、McIntyreが役を引き継いだことで当時は強い反応が起こったものの、現在では彼の演技を好意的に振り返るファンも少なくありません。
Hugh Jackmanからの交代にも意欲
McIntyreにとって、特定の俳優のイメージが定着した象徴的なキャラクターを引き継ぐのは今回が初めてではありません。ウルヴァリンは現代の主要なX-Men映画のほとんどでHugh Jackmanが演じてきたため、Jackmanの姿に慣れた観客にとって、McIntyreによるゲーム版の解釈は大きな変化です。それでも本人は、これまでとは異なる自身のウルヴァリンをプレイヤーに体験してもらうことを楽しみにしているとしています。
本作の批評家評価は一様ではありません。IGNは10点満点中6点を付け、「標準的なスーパーヒーロー作品」と評価し、洗練され満足感のある戦闘についても、ゲームの終盤を迎えるよりかなり前に新鮮味が薄れると指摘しました。プレイヤーから寄せられたキャラクター表現への批判だけでなく、ゲーム全体の独自性や完成度も、今後引き続き議論になりそうです。