『Battlefield 6』のMedal of Honorコラボが第二次世界大戦装備で物議
2026年09月23日 | #その他 | DualShockers
『Battlefield 6』で実施されたMedal of Honorコラボが、現代軍事を軸にした本作の世界観と噛み合わないとして批判を集めています。コラボ自体が問題なのではなく、現代的な作品設定に合う題材を選べたはずなのに、第二次世界大戦期の装備や武器を投入した点が注目されています。原文筆者は、両シリーズのファンを取り込めるはずだった企画が、かえって本作への不満を強める結果になったと見ています。
現代戦に第二次世界大戦の装備
今回のコラボでは、Medal of Honorに関連する衣装や武器が追加されました。しかし、それらは本作に登場する洗練された現代装備や、作り込まれた軍用戦闘服の中で強く浮いて見えるものだと原文筆者は指摘しています。Battlefieldシリーズは、派手な演出や奇抜なデザインを前面に出す作品とは異なり、地に足のついた戦場描写を持ち味としてきました。そのため、第二次世界大戦のノスタルジーを押し出す今回の方向性は、単なる好みの問題にとどまらず、シリーズが築いてきた視覚的な個性との衝突になっています。
Medal of Honorには、本作の舞台や雰囲気により自然に合わせられた可能性のある近年の作品もあります。ところが、開発側はそうした要素ではなく、過去の戦争を想起させる装備を選択しました。原文筆者は、両シリーズを祝う機会を逃し、コラボによる収益を急ぐあまり、Battlefieldを支持してきたファンが求めるものを見失ったように映ると批判しています。
Dead Spaceコラボに続く世界観の不一致
本作のコスメティックが作品の方向性と合わないと指摘されたのは、今回が初めてではありません。数週間前にはホラーシューティングシリーズDead Spaceとのコラボが行われ、SF風の衣装や銃のコスメティックが追加されました。これらも現代軍事を描く本作の設定とは大きく異なり、双方のファンに悪い印象を残したと原文筆者は述べています。
Dead Spaceは現在、新作シリーズとして明確な展開を見せているとは言い難い状況にあります。Medal of Honorも2020年以降に新作が登場しておらず、直近の作品はVRタイトルでした。多くのプレイヤーが触れにくい形式の作品を最後に、シリーズ自体が停滞している状態です。そのため今回のコラボは、Medal of Honorの現在を祝うというより、過去のイメージを借りた企画に見えるとされています。
ライブサービス化で失われる作品の個性
原文筆者は、今回の問題を単独のコラボの失敗ではなく、長期運営型ゲーム全体に広がる傾向の一例として捉えています。継続的に新しいコスメティックを提供しようとすると、より目立つデザインや他作品との結びつきを優先しがちです。その結果、作品内で自然に見える迷彩や時代設定に沿った衣装ではなく、元のゲームなら存在しないような装備が増え、独自のアートスタイルが薄れていくという構図です。
比較対象として原文筆者が挙げているのがRainbow Six Siegeです。同作は初期の頃、別パターンの迷彩やオペレーターの過去を示す衣装など、戦術的な世界観に収まるコスメティックを中心に展開していました。一方で現在は、SFやファンタジーを思わせる過剰なデザインのParagon衣装が登場し、Apex Legendsの装備のように見えるほど作品本来の雰囲気から離れていると評されています。本作のMedal of Honorコラボも、こうした視覚的・トーン上の衝突に巻き込まれた例だと原文筆者は結論づけています。