← 最新記事一覧

Bungie、『Marathon』は難度の高さで幅広い層に届かなかったと認める

2026年09月25日 | #その他 | IGN

Bungie、『Marathon』は難度の高さで幅広い層に届かなかったと認める

Bungieは、脱出シューター『Marathon』のローンチが期待どおりに進まなかった理由として、難度が高く、幅広いプレイヤーに受け入れられなかったことを挙げました。開発チームは今後、PvEモードなどを追加し、新規プレイヤーが参加しやすくなるよう大幅な変更を進めます。

開発チームが認めた「失敗のループ」

新たに公開された映像で、シニアデザインリードのKevin Yanes氏は、チームは多くの人に楽しんでもらえるゲームを目指していたものの、プレイヤーにとって難しすぎたと振り返りました。死亡を繰り返すゲームの流れが、想定ほど多くの人に受け入れられなかったといいます。

『Marathon』では、戦場で集めた装備だけでなく、出撃時に持ち込んだ装備も死亡すると失います。特にPvPでは倒されやすく、慣れるまでに何度も失敗を経験する仕組みでした。Yanes氏は「多くのプレイヤーにとって、死は最初の一歩ではなく、それだけで終わってしまう一歩でした」と述べています。

ゲームディレクターのDel Chafe III氏は、ローンチ時に分かったこととして、本作がPvPを好む熱心なプレイヤー向けのニッチなゲームだったと説明しました。チームにはそうした体験を好む人が多く、「脱出シューターを大勢の人に届けられる」と考えていたものの、実際には従来型の脱出シューターに近い作品になったとYanes氏は語っています。

高難度への懸念は発売前から

Bungieは発売前、学習曲線が急だという懸念に対し、難しい道のりではあるものの、乗り越えられると説明していました。契約の達成や勢力アップグレードを通じて、拠点の基本能力を少しずつ伸ばし、より良いアイテムを手に入れる長期的な遊び方を想定していました。しかし、ゲームに慣れようとする段階で失敗が続き、離れてしまうプレイヤーもいました。

4月に追加された高難度で複雑なエンドゲームレイド「Cryo Archive」も、熱心なシューターファン向けという印象を強めました。元プロのCounter-StrikeプレイヤーであるShroud氏は、マップやゲームの仕組みを高く評価する一方、カジュアルなプレイヤーには難しすぎるのではないかと指摘。「これほど手の込んだ脱出シューターのマップは見たことがありません。特別な体験ですが、複雑すぎたり、周回が大変すぎたりしないでしょうか」と語っていました。

PvEやチームデスマッチを追加へ

Bungieが発表した立て直し策には、専用のPvEモードの追加が含まれます。チームデスマッチも導入し、チュートリアルにあたるエリア「Perimeter」は、ほかの主要エリアに近い規模へ拡張する予定です。

こうした変更で、まずは新規プレイヤーが感じる難しさを抑え、より馴染みのある遊び方から始められるようにする考えです。そのうえで、賛否の分かれる従来型の脱出モードへ段階的に進めることを目指しています。

Bungieは『Marathon』を2027年まで継続する構え

今回の変更発表と同時に、Bungieは『Destiny 2』の一部コンテンツを再び利用可能にすると発表しました。ただし、全面的なライブサービス運営に戻るわけではありません。Bungieは今後も『Destiny』に取り組む考えを示していますが、具体的な内容は明らかにしていません。

先週、Bungieは『Destiny』と『Marathon』のシリーズを統合するという噂を否定しました。今回の発表からは、少なくとも2027年にかけて『Marathon』の運営を続ける方針がうかがえます。一方、Sonyが今後も本作を支援するのかを心配するファンもいます。

Steamの同時接続者数だけでは複数のプラットフォームで展開するゲーム全体の状況は分かりませんが、『Marathon』の同プラットフォームでの24時間ピークは3,285人でした。3月の発売時に記録した過去最高の88,337人から減少しています。