『Rush Is Real』、ネオンに頼らないサイバーパンクのコンセプトアートを公開
2026年10月01日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
Nomion Gamesが開発中の対戦型FPS『Rush Is Real』で、初のコンセプトアートと新しいロゴが公開されました。アートディレクターには、サイバーパンク作品のCGで知られるSpace Meerkatが就任。ネオン中心の定番表現を避け、コンクリート建築を軸にした独自の世界を目指します。
映画の手法とブルータリズム建築を取り入れた世界
Space Meerkatは、Instagramのフォロワーが10万人を超えるクロアチアの3Dアーティストで、映画制作者としても活動しています。VERN' Universityで映画、テレビ、マルチメディアを4年間学んだ経験を生かし、照明や奥行き、焦点といった映画の表現を、ゲーム空間に没入感を生み出すために取り入れる考えです。装飾的な仕上げにとどめず、ゲームプレイに結び付けることを重視しています。
また、クロアチアで育つなかで目にしてきた、重厚なコンクリート建築のブルータリズムからも影響を受けています。『Rush Is Real』では、サイバーパンクとブルータリズムを組み合わせ、アジアと東欧の文化的な要素を取り入れたビジュアルを構想しています。長年の定番である鮮やかなネオンではなく、冷たく現実味のある工業的な未来を描き、むき出しのコンクリートと建築の巨大さを前面に出す方針です。未来の技術は、主役ではなく控えめな要素として加わります。
Space Meerkatは「どこかの作品のコピーのような見た目にはしたくありません。ゲーム業界だけでなく、ビジュアルアート全体でも新しいスタイルを作っていると思います」と説明しています。また、映画の原則である照明、焦点、構図が、自身の作品と『Rush Is Real』のビジョンを形作る出発点になったと話しています。
ゲームの世界は、縦方向に広がる複数層のコンクリート構造を中心に構成されます。建物の各層は見た目だけでなくゲームプレイにも関わり、プレイヤーは異なる高さのエリアを探索しながら、戦利品を探したり戦闘に臨んだりすることになります。Nomion Gamesは、対戦型FPSにおけるプレイヤーの動機付けも見直すことを目指していますが、その詳しい内容はまだ明らかにされていません。
スタジオを率いるのは、クリエイティブディレクターのJean Tyulegenovと、クリエイティブプロデューサーのDmitri Ogorodnikovです。今回のアートとロゴは、数カ月前に発表された本作の初公開となります。本格的なゲームプレイ映像の公開はまだ先になりそうですが、独自の方向性を掲げるインディーFPSとして、今後の展開が楽しみです。